"イケメンだ美人だというだけで優遇してしまうかもしれない。"ではなくて、見た目の華やかさでメディアに引っ張りだこになってた学者風タレントの彼女を重用してきた事実ときちんと向き合うべきでは……。
”素直に反省する”つもりがあるのなら。
あなたが中身のないひとに騙されるのは一度や二度のことではないではないですか。
つまり、イケメンや美人が優遇されている現実についてはもう諦める。恨み節を言っても現実は変わらないし、バカにされるだけなのでなにも言わない。けれどもせめて自分だけは、外見でひとを優遇しないように気をつける。外見でひとを優遇しているひとや、優遇されて調子に乗っているひとがいたら距離を取る。それでもむろん、自分もまた外見で騙されるかもしれない。イケメンだ美人だというだけで優遇してしまうかもしれない。人間はそういうもんです。でも人間は過ちを正すことができる。だから騙されたときには素直に反省する。そして次回に活かす……。(東浩紀)