2023-05-04

32歳で資産が4000万円になった

32歳で夫婦合わせた資産が4000万円になりました。

これまでの経緯について、だらだらと書きます

 

家族スペック

夫:32歳、大学院卒、社会人8年目、手取り年収500万円、副業年収75万円

妻:32歳、短大卒、保育士7年目で結婚パート5年目で妊娠出産現在専業主婦

息子:1歳

 

2011年20歳大学2年生):資産60万円

20歳大学2年生の頃から投資を始めることを決意する。

当時ブームになっていたFXを始めることにした。このとき資産は60万円で、最初に入金したのは10万円ほど。バイトで稼いだお金が元手。

大学2年から大学院1年までの約4年間FXに取り組んだが、その割にリスクをとるような取引はしなかったため、最終的にほとんど±0で終わった。

FXで大損した話がネットに溢れていたため慎重になっていたと思う。

ただ、本気で取り組めば稼げるようになるはずだと信じていた。大学時代に数千万円貯めて就職したくないと思っていた。

結局4年費やしても何の成果も得られず、自分投資の才能はないと悟った。

一晩で30万円溶かしたときはショックだった。その次の日に一人で北海道旅行に行く予定で、キャンセルしようかギリギリまで迷ったけど行った。

結果的には行ってよかった。1月だったけど奇跡的な暖冬で、良い傷心旅行になった。

 

から思えばこの経験をしておいて良かったと思う。資産が増減すると自分にどのようなメンタルの変化が起きるか分かった。

若いうちに投資を始めるのは大事。仮に失敗しても元手が少なければ損は少なく、後の人生いくらでも挽回できる。

リスキー投資ができるのは若いうちの特権

 

2016年(25歳、社会人1年目):資産150万円

25歳でメーカー就職した。1年目の年収は300万円台。

大学院2年目のときゲームや専門書の転売半年ほどやって50万円ほど稼ぎ、資産は150万円になった。

このときFXは完全に辞めていた。社会人になったのでリスキー投資ではなく安定投資をすることにした。

投資個別株が主で、特にシステムトレードにはまっていた。

ネットからWebスクレイピング株価データを入手し、自分で決めたルール取引するとどうなるかをシミュレーションするソフトExcelで作った。

頑張って作ったのに、どんなルールを使ってもせいぜい年率4%しか利益にならず、これならインデックス投資したほうがマシだと思って辞めた。

ちなみにFXをやっていた頃から経済ニュースは参考にしなかった。経済ニュースを見て大金持ちになれるなら世の中の経済学者は全員金持ちのはずだがそうはなっていない。そもそも社会人日中仕事をしている状況で経済ニュースなんて見れない。などと言い訳していたが、実際のところは勉強が面倒だっただけ。

 

入社した会社には、10%の奨励金を貰える自社株制度があった。1年目の最初財形貯蓄をしていたが、1年目の終わりに自社株制度を使った良い方法を思いついたので財形貯蓄は止めた。

毎月の収入ボーナスをすべて自社株の購入に充て、次の月に売却するのである。そうすれば奨励10%(税金を引けば8%)分が利益になる。

ドルコスト平均法のように購入時期を分散するだけでなく、売却時期も分散するのでリスクは少ない。

この方法は今も続けているが、毎年30~50万円の利益を生み出してくれている。

 

2017年(26歳、社会人2年目):資産1100万円

ここで資産が大きく増えたのは結婚たかである結婚時は私の資産が300万円で妻の資産が800万円だった。

私の資産が150万円ほど増えた理由は、会社の寮に入っていたため家賃光熱費を大きく節約できたためだ。具体的な金額は覚えていないが、合わせて約3~4万円だったと思う。

妻は結婚するまで7年保育士をしながら800万円貯めた。実家暮らしで、無駄遣いしない性格だったためである

誰もが知るように保育士薄給で激務であるため、結婚を機に辞めた。それから約5年は年収100万のパートを続けていた。

 

結婚価値観のすり合わせが大事だと思うが、それほど苦労はしなかった。結婚からお金の話や将来の話はオープンにしていた。

ただ、妻に財布を握られて投資ができなくなるのが心配で、将来のライフプラン投資で想定されるメリットなどをパワポ資料を作ってプレゼンした。プレゼンについてはかなり気に入ってくれて、投資自由やらせてもらえることになった。

家の家計管理も私がやることになり、毎月の家計簿も付けている。

 

投資については、この時期からインデックス投資をすることにした。海外株、海外債券国内株、国内債券バランスよく保有する形で投資信託を毎月購入していた。

ただ、リスキー投資にも手を出しており、仮想通貨も購入した。当時の仮想通貨バブルで、急上昇したあと急降下する動きをしたため、私は数十万円損して終わった。

 

2020年(29歳、社会人5年目):資産2200万円

新型コロナウイルスが発生した2020年である。またFIREムーブメントが起きた年でもある。

FIRE本で書かれていた内容だが、投資については昔から有名なインデックス投資のやり方のままで目新しさは無かった。ただ、FIRE投資だけでなく収入支出などを含めた、新たなライフスタイルの提案なのだと感じた。

今の家計管理もっと洗練すれば、早期退職できるのも夢ではないと分かった。計算してみると50歳で資産1億円を達成してFIREできる見込み。

家計管理を洗練すると言っても、既に支出はそれなりに切り詰めている状態だった。車を持たず、民間保険には加入せず、携帯格安SIMで、夫婦そろって服も買わない。

減らせる支出は外出や外食ぐらいだったが、コロナのおかげで両方減らすことができた。この年の年間支出は約300万円。

 

投資については、リスク度合いを大きく引き上げた。投資信託の中身を全て米国株や全世界株に変え、資産の9割を投資信託、残りを現金という配分にした。

株式リスクが高く金額の増減が激しいものの、長期的にみた成長率は現金債券より高いと分かった。緊急で必要になる程度の現金が確保できているため、残りは株式にしても問題ないと判断した。

この判断のおかげで2021年には投資利益が300万円になった。なお2021年以外の年の利益は平均100万円ほどであり、2016年以降で利益が50万円を切った年は無い。

 

また2020年不妊治療を始めた。結局子供が生まれるのは2022年となるが、体外受精まで進んだため合計で100万円ほど費やすことになった。

実際は150万円ほどかかったが、市や県から補助金確定申告医療費控除分を引くと、この金額である

不妊治療については結婚後初めて夫婦意見が大きく割れた。これまでも子供の話はよくしており、お互い子供が欲しいと言っていたが、その本気度は違った。

私は子供自然に産まれると思っており、高額な不妊治療をしてまで欲しいと思っていなかった。普通の買い物でお金を払うときは、払うお金に対して妥当なリターンが想定できるかどうかで判断する。しか不妊治療は、言わば高額なギャンブルである

数十万や数百万のお金を費やしたとしても、子供が産まれてくる保証はない。子供が産まれるまでいくらかかるが分からない。そういうお金の使い方が受け入れられなかった。しかも産まれた後は2000~3000万円ほど費やすことになる。

しかし妻にとっての子供は、人生絶対必要ものだった。不妊治療子供ができなければ養子を貰いたいとまで話していた。

私自身は、子供ができなければそういう人生を楽しめば良いと思っていた。しかし妻は、子供がいない人生はただの暇つぶしになると言う。

夫婦幸せを考えるなら子供必要存在なのだと思った。それに私自身も、今後の人生において子供がいないことを後悔するときが来るかもしれないと感じた。そういうわけで不妊治療を始めることにした。

 

2022年31歳、社会人7年目):資産3200万円

コロナバブルのおかげで株が値上がりし、資産が3000万円に到達した。2020年に400万円増え、2021年に600万円増えたので、2年で1000万円増えている。

FIRE意識するようになって家計見直したこと、コロナで外出が減ったことも影響し、手取り収入に対する支出割合50%になった(2019年以前は40%以下)。

なお2021年後半にはTwitter話題になっていたレバナスを50万円分購入し、今では半額になってしまった。

 

2年続けた不妊治療甲斐あって、息子が誕生した。息子が産まれたことで支出が増えるかと思ったが、今のところあまり変わっていない。

国や会社から手当金が貰えるようになり、外出や外食の頻度がさらに減ったので、それらのお金おむつミルクに消えることになった。息子の服やおもちゃなどはメルカリで安く購入し、ベビーカーは人から貰った。

3か月ほど育休を貰って育児をした。最初の頃は、自分人生はこれで良かったのだろうかという葛藤があったが、4か月目くらいになると息子を愛おしく感じるようになった。

2023年まではジュニアNISAに入金できるため、2年分の160万円を入金した。

 

仕事ストレスが強かったため、将来サイドFIREできるように副業を始めた。始めた当初は一か月に60時間労働して6万円稼いでいたが、徐々に効率アップし、2022年の後半には一か月に40時間労働して12万円稼いだ。

副業を始めたことでFIREできる目標年齢が大幅に下がり、34歳で仕事を辞めてしまおうかと考えていた。

 

2023年(32歳、社会人8年目):資産4000万円

2022年株価が下がったものの、急激な円安のおかげで資産が伸び、4000万円に到達した。資産の8割以上をドル資産にしていたのが良かった。

 

また転職はしていないが、仕事の内容が大きく変わったことでストレスが無くなった。34歳で仕事を辞める計画先延ばしすることにした。

副業に対するモチベーションも下がったが、今後のことを考えると続けた方が良さそうなので一か月に20時間労働して5万円稼いでいる。

 

まとめ

資産を築く方程式が以下だとすると、重要度合いは収入支出が40%ずつ、残りの20%が投資というイメージ

資産=(収入支出)×投資

実際のところ収入支出で毎年300万円ほどになっており、投資の増分は100万円ほど。2021年は300万円増えたので例外もある。投資資産が増えるほど福利効果を感じられるようになるというが、減少するリスク高まるのであまり安心感は無い。

 

家は今も今後も賃貸アパートの予定。妻は一軒家に憧れがあったが、理想の家を手に入れるには1億円かかることをYouTubeで知り、中途半端な家に住むくらいなら賃貸で良いという考えになった。

車も持つ予定はない。ただ子供が産まれると車があれば便利だなと感じることが増えた。電車で人に迷惑をかけることがないし、行動範囲も広がる。それでも車を持たないのは夫婦そろって10年以上のペーパードライバーで、運転すること自体が怖いから。

保険については、妻は家系にがんの経験者が多いため入りたがっている。その話になる度に、保険商品確率で考えれば損になること、資産があれば保険不要であることを説明している。

 

現在保有している資産割合は以下で、現金以外は米国株と全世界株。

現金10%

投資信託:25%

ETF50%

企業確定拠出年金:15%

 

毎月の投資額の内訳は以下の通りで、自社株を除けば毎月18万円投資している。なお年2回のボーナスには手を付けず、毎月の投資額の一部となっている。

自社株:20万円(一か月後に売却)

投資信託:8.3万円

ETF:7万円

確定拠出年金マッチング拠出:2.7万円

 

投資マイルールは以下

手取り収入に対する貯蓄率を50%以上にする

総資産10%の現金保有し、それ以外は全て投資する

投資先は海外ETF投資信託、マッチング拠出を主とする

リスク資産に出して良い金額総資産の5%まで

投資資産の配分は米国株:全世界株=5:5とする

資産額の確認は月一の家計簿を付けるタイミングのみ

・下落相場では資産額が半減することは覚悟し、絶対に損失確定はしない

退職高齢になってもポートフォリオ株式75%以上とする

 

投資のことは自分なりに勉強実践してきたつもりだったが、振り返ってみると収入を増やして支出を減らす方が効果的だった。今後も資産が増えれば福利効果を強く実感できるかもしれない。

資産の増減には昔ほど動揺しなくなった。大学生のとき30万溶かしたのはかなりショックだったが、今では30万円程度の増減は日常茶飯事。たまに大きく動いたときには1日に100万増減する。動揺しないのはインデックス投資に対する信頼が強いため。

将来の目標は息子が小学生になるまでに仕事退職することと、息子に1億円の資産を残すこと。

これから時代は子にお金を残さないといろいろ厳しいかなと思っている。ただ息子がお金無駄遣いするような性格だったら、あまり残さず夫婦で高級老人ホームに入りたい。

 

  • ChatGPTに長過ぎて要約できないって言われちゃった

  • こんなところで資産マウント楽しいか? 目障りだよ

  • それ、あんたの腕やないで。奥さんを大切にしないとあかんよ。 短大卒の保育士、初任給で平均200万円切る給与から、7年で800万もためた上に、それを個人資産ではなく夫婦の共有財産に...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん