この前、5chに「DTMをアンインストールする」というスレッドを見かけた。
時間がない中で、DTMを楽しんでいたらしいのだが、やめてしまうらしい。
曲を聴いてみれば、確かにかなり荒っぽい。しかし、確実に曲になっている。
私は音楽に詳しいわけではないが、やめるほど悲観的になる必要はないのでは、と感じた。
それは、「(DTMをやめて、)勉強に逃げる」というコメントだ。
「勉強から逃げる先に趣味がある」という感性、これが普通だと思う。
勉学に取り組めば、それに優れていくビジョンが持てる。だからこそ、続ける決断に自信を持てる。
芸術ももちろん勉学だと思うが、その他の勉強とは大きく異なる素養を深めていくこと、異なる手順や手続きを重ねることが求められるのだと思う。
確かにスレ主は、「上手くなるステップや展望が見えない」と言っていた。
スレ主がこれまで勉強や学術で成果を出し、他方で芸術に触れてこなかったのであれば、なるほど、「勉強に逃げる」ともあり得る。
勉強するほうが、彼にとってはよほど簡単に成果を見込めるルートであり、いくらDTMは趣味と言えど、こちらのほうが先の見えぬ茨の道、と映るわけだ。