普段から由来やどうでもいい知識を調べるのが好きなのだが、帝王切開の語源(由来)については何度も調べて分かった気になって2日後には忘れて再度調べる、というのをすでに8億回くらい繰り返している。それほどこの帝王切開という言葉の語源について複雑、かついろんな説が出回っており、その説すべてで「この説が正しい。他は間違い」というスタンスなのでわかりにくい事この上ないのである。
なので自分なりにわかりやすくまとめたものをここに置いておく。ソースはウィキペディアやどこかの医学系のサイトなど複数から取ってきて多数決を取った。同じ疑問を持つ人の目に止まれば幸いである。
これが本当に正しいかどうかは知らない。
Q 帝王切開(妊婦のお腹を切開して赤ちゃんを取り出す術式)ってなんで帝王っていうの?
A ざっくりこんな流れっぽい
①フランス語「opération césarienne」(切開する術式、的な意味でこう呼ぼう)
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②ラテン語「sectio caesarea」(切除して取り出す、的な意味。ここのcaesareaには帝王というニュアンスが無いことに注意。古代ローマのcaedere(切り取る)に由来。)
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③並行してcaesareaには「分家」という意味があり、これがカエサルさんが有名になったことで後世では「皇帝・帝王」という意味を持つことになる。同時に切り離す的なニュアンスが薄れていく※
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④ドイツ語「Kaiserschnitt」(Caesareaってなんや?皇帝?まあ適当に直訳すればええやろ。schnitt(切開)も付けとくか)
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⑤日本語「帝王切開」(Kaiserってついてるから帝王って意味やろな。直訳して帝王切開でええやろ)
Q つまり誰が悪いの?
A しいて言えば「意味を深く考えず直訳した適当な単語を作ったドイツと、それを勝手に単語をバラバラにして安易に直訳した日本」である。
でも"Kaiserschnitt"を訳せと言われたら"帝王切開"以外に訳しようがないのも事実。
一番の元凶はcaesareaが皇帝という意味を持ってしまったことである。これがすべてをややこしくしている。つまり誰も悪くない。
Q ドイツ人がcaesareaをKaiser(皇帝)に間違えたんじゃないの?
A 間違えたというよりcaesareaを訳せと言われたらKaiserとしか訳せなかったのであろう。
Q ドイツ語kaiserには「切り分ける」という意味もあるので日本が間違えたのでは?
Q 結局どういうこと?
A そもそも誰も「誤訳」や「間違い」なんてしていないのだ。歴史と言語に翻弄されただけである。彼らは忠実に訳していっただけ。
A これはめちゃくちゃデマ。
Q 帝王切開にはハサミを使うからシザー→シーザー、なのでは?
A これもめちゃくちゃデマ。
人体の帝と呼ぶにふさわしい部位を「王」の字に切開するから、帝王切開なのかと思ってたわあ。
カイザーウェイブってそこからきてたのか
どうして見たことないのにデマって断言できるん?それこそデマでは? Q カエサルさんが帝王切開で生まれたんだよね? A これはめちゃくちゃデマ。
当時の帝王切開は死亡した母から胎児を取り出すものであり、帝王切開で妊婦が生存した記録は16世紀ごろまでなく、カエサルの母親は生存していた記録があるから。
一番の元凶はcaesareaが皇帝という意味を持ってしまったことである。これがすべてをややこしくしている。 ← 結局これだな。原因は。 要するに、同じ語が別ルートで異なる意...
違うだろ
どこが?
Wikipedia 見たか?
カエサル=フサガミ、と訳せば良かった
この経緯だと訳したドイツ人が馬鹿なだけじゃん
日本でもスポンジケーキのことを「キャッスル(お城)」っていうもんな
イギリスでもカレーのことをkatsuって言うしな
腹を掻っ捌いて出てくるのが帝王感あるって意味かと思った
じゃあc-sectionのCって何?
C-section | ˈsiˌsɛkʃ(ə)n | noun mainly North American a caesarean section. で、caesarean sectionを引くと cesarean section (also caesarean section, caesarian section) noun a surgical operation for delivering a chil...
caesareaには「分家」という意味があり 無い。
フランス語→ラテン語とある時点で出鱈目だろ
ここでいう「ラテン語」というのは古代ローマで使われていたものではなく「中世ラテン語」なんだよ。 中世ラテン語(ちゅうせいラテンご、英: medieval latin)は、中世にカトリック教...
日本の漢文とか擬古文みたいなもんか。ありがと
羅英辞書引くとき「mlat.」と書いてあったらこの中世ラテン語。ラテン語系の言語では二級ぐらい?の常識だと思います。
元増田の説明が混乱気味なので整理しとくわ。 古代ローマに「Caesar」という男がいた。 言わずもがな「カイザー(帝王)」という言葉の由来になった偉人、ユリウス・カエサルである...
どうせ循環するなら一周で済ませられるだろ 話がまとまんない人かよ
ユリウス・カエサルが母親の腹を切って生まれたから ラテン語で「切る」を意味する「caedere」の過去分詞「caesus」に由来している ローマ帝国の法律(Lex Caesarea = Imperial Raw)に「妊娠...
1世紀の大プリニウスは、『博物誌』の中で、カエサルの名前の由来をこう記している。 Auspicatius enecta parente gignuntur, sicut Scipio Africanus prior natus primusque Caesarum a caeso matris utero dictus, q...
これのどこが整理してるんだよ。余計とっ散らかってるじゃねえか。
Chatgptに要約してもらえ
いや、そもそもカエサルは姓なんだから、それで名付けをしたは成り立たんやろ なぜ間違いとされているのかと言えば
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%90%8D 第三名(cognomen, コグノーメン、コニョーメン)は、元々は同名の人物を区別するためのニックネーム、ある...
いや元増田は執政官のガイウスユリウスカエサルのつもりでカエサルと書いてたやろが
大プリニウスが書いた「カエサル」が誰のことを指しているのか定説はない。 少なくとも後世の人間は「ガイウス・ユリウス・カエサルは帝王切開で生まれてきた」と解釈した。
primusque Caesarum だから初代カエサル(大英雄カエサルから見るとご先祖様)。そこに誤読の余地は無いでしょう。 この文脈でどのカエサルか不明とか言い始めたら、大英雄の養子オクタ...
実際に解釈の余地が生まれた結果として「大英雄カエサルは帝王切開で生まれた」という俗説が広まったのは事実なので俺に文句を言われても困るな
primusque Caesarum だから初代カエサル(大英雄カエサルから見るとご先祖様)。そこに誤読の余地は無いでしょう。 この文脈でどのカエサルか不明とか言い始めたら、大英雄の養子オクタ...
語源がはっきりしないものは代表的な一説をチラ見してはっきりしないということだけ記憶しちゃうのでここまで覚えようとするのがすごい
そもそも「帝王切開」って呼び方そろそろやめてほしいわ 普通に「開腹分娩手術」とか、とにかく「手術」とはっきり言うてほしい でないと「チョイと切って出すだけ」、「お手軽簡単...
でも『帝王切開』の方がはるかに強度高そうなイメージだな俺は
帝王切開の語源の項目を数年前に執筆した当人である、雑兵ウィキペディアンが通ります。 誰も悪くないって元増田は言ってるけど、これはイシドールスが悪いよ。 カエサルという語...
スキンヘッドの帝王だったカエサルの語源が 切る caeso、豊かな地毛 caesarie 誰かの忖度で命名されたんかな 案外気にしてたのかね
あのな、ガイウス・ユリウス・カエサル(有名なカエサル)は 父親の名前もガイウス・ユリウス・カエサルなんだわ。 つまり、ユリウス族カエサル家のガイウス君(何代目かもわからん...
じゃあ初代がハゲの悩みで「カエサル」と自称したかもしれんね 願いを苗字にしたけど、代々遺伝したのか・・・ 主な文献が怪しい英雄伝だから、ユリウス=クラウディウス朝には遺...