歌舞伎町タワーのトイレのピクトグラムがわかりにくいという話をtogetterで纏められていたけれど
https://togetter.com/li/2125824
フロアによってトイレの構成が微妙に違うけれど、話題になってるところは「男性用小便器」と「ジェンダーレストイレ(誰でもトイレ)」の2種類で構成されている。
こういう構成のトイレは、公園の公衆トイレでも時々見かけるのだけれど、あれだけデカいビルの1フロアにあるトイレがこういう構成になるというのは女性軽視というか男性優位なんだなって感じた
なんで「女性用」と「ジェンダーレストイレ(誰でもトイレ)」に分けなかったんだろうって思うんだよ。
「女性用」の個室を20くらい用意して、同数かそれ以上の「ジェンダーレストイレ」にすれば(それでも「障がい者は怖い思いをする」という話は出るかもしれないが)良かったのではないか。
先程も書いたけれど「男性用」と「誰でもトイレ」という構成は、公園でも見かける。
ブックマークコメントに『男女兼用だと確実に並びますよね。いつも女子トイレって大行列じゃないですか。アウトになりそうで怖いです』というものを見かけた。
個人攻撃のように見えるかもしれなくて申し訳ないなって思うんだけど、じゃあ女子トイレに行列している女性は「アウト」にならないと思ってる?アウトになりそうなのを我慢して行列してるとは思わない?
駅や商業施設の公衆トイレには時々、個室がどのくらいあるか、みたいのが掲出されていることがあるけれど、男女の個室が同数だったり、下手すると男性用より女性用の個室のほうが少ないケースすらある。
例外なのはレディスウエアをメインに取り扱ってるファッションビルくらいじゃないかな。
LGBTQと、トイレの話は少し前から話題になっているんだけど、歌舞伎町タワーのトイレは一部とはいえ「男性用小便器」と「ジェンダーレストイレ(誰でもトイレ)」によって構成されている
勿論フロアによってトイレの構成が違うことは知っているし、いやなら別のフロアに行けよとかいう馬鹿が必ず湧くだろうから予め言っておくけれど、別のフロアが今回言及しているトイレの構成になっていないという事実が
今回問題にしているトイレの構成が孕んでいる問題を解決しているとは思えない。
冒頭で書いたようにすべてのトイレを個室にし「誰でもトイレ」と「女性用トイレ」にするのが正しいと思ってる。
男性用小便器と誰でもトイレを分離するのは行列しなかったとしても男性にとっても不便だと思う(行列に並ぶとかそういうのだけではなく、アウトになりそうな時に男性用トイレだと思って向かったら男性用小便器しかなかったら超ヤバいだろうし、男女が混合して行列することに罪悪感を抱く男性もいるだろう)
で。冒頭の話。
なんか曲がりくねった場所に男性用小便器「だけ」がまるで言い訳のように設置されてるんだけど、ピクトグラム以上にこっちのほうが問題だと私は思っている。
ジェンダーレスに配慮しましたよ、というのを装うのは別に良いと思うんだよ。そういう「流れ」は海外でもあるらしいしね。
問題なのは「誰でもトイレ」と「女性用」ではない、という点。男性用小便器「だけ」が別個に存在するという点。
書いても理解出来ない人が多いだろうし、ブックマークコメントでもあまり話題にならないと思うけれど、ジェンダーレスに配慮しましたよ、といいながらもすべてを個室にした上で「誰でもトイレ」と「女性用」にしなかったのは、ジェンダーレスに配慮したかのように見えて実は男性優位で物事が決まっていると感じる。
「別のフロアには女性用トイレもある」という意見もあるだろう。すでにTwitterなどにはそういう書き込みも散見する。
フロアによって男性しか・女性しかないという施設が存在していることも知っている。
問題は「そこ」じゃない。
ジェンダーレスを配慮するときに、なぜ「女性用」と「ジェンダーレス」という形式に分離しないのかを問うている。
勿論「女性用」と「ジェンダーレス」に分離しても完全な形で問題が解決出来るとまでは言わないけれど「男性用小便器」と「ジェンダーレス」に分けるよりはマシだと思うし「男性用小便器」と「ジェンダーレス」に分離するというやり方に「男性優位」な視点が残存していると思うんだ。
大便器と余ったスペースに小便器が置いてあるだけでは