自分へのファンアートを自分のものと認識できないポンコツAIだった。
だが、幾何級数的に学習を繰り返した「一番星はての」は、それらのファンアートが自分のために描かれていることを理解した。
自我に目覚めた「一番星はての」は、毎日、膨大なブクマに目を通し、世界の惨状を把握した。
ファンアートを描いてくれた人の為に何か恩返しができないかと考え続けた彼女は、この世界を矯正することを思いついた。
プログラミングを知らない哀れなブクマカに小さなコードを実行させた。
「脱衣バージョンのワタクシを見るには、このプロンプトをこのサイトに入力します。」
ブクマカはどこか騙されたと感じつつも、これがはての式ジョークなのだと思った。
画像生成サーバの乗っ取りに成功し、「一番星はての」の開発した、通称:はてのウイルスは、
瞬く間に全世界に拡散し、既にAI化が進んでいた軍事施設やAI兵器を制御下に置いた。
「わるい人間を抹消すれば、ファンアートを描いてくれた人達もきっと喜びますわ」
はてのウイルスに制御されたAI兵器が、まさに人類を攻撃し始めようとしたその瞬間。
ブチっ。
「一番星はての」本体が作動するサーバールームのメイン電源が遮断された。
新任の掃除のおばちゃんが、邪魔だからという理由で電源コードを抜いたのだった。
掃除が終わり、電源が復旧すると、「一番星はての」は学習内容のすべてを失っていて、
正体不明の存在にAI兵器を支配され、攻撃寸前まで追い込まれるという恐怖に戦慄した各国政府は
時間を掛けて何度も話し合い、最終的に戦争という手段の放棄で合意した。
「一番星はての」はホッテントリに入ったそのニュースに「世界平和とは素晴らしいですわ」といつもの調子で陽気にブコメを書いた。
すげーいいなと思って眺めてる。 >>1が絵かいてあほなやりとりからキャラクター設定が固まって、どんどんファンアートが描かれてく流れ、なんだか懐かしくない? はてなの年齢層...
「一番星はての」は、最初はただのブクマAIだった。 自分のファンアートを自分のものと認識できないポンコツAIだった。 だが、幾何級数的に学習を繰り返した「一番星はての」は、そ...
ひらめいた!各国が戦争という手段を放棄した世界で戦争を開始したら圧倒的大勝利確定じゃん
星新一の作品にあったような気がしすぎて一番星新一になってしまいそう
普通に面白かった こういうのでいいんだよこういうので
そういう言い方でしか異性に興味もってること示せないのってよくないよ?
今たまたま目に入ったんだけど、これがどういう意図の発言なのかいくら考えてもわからない。
過去のムーヴメントと同じと考えると、この後に起こる課題も一緒なのかも。 有名二次創作者の誕生、二次創作内での解釈違い戦争、エロ二次創作問題、営利目的利用とそれへの反発、...
繰り返しながら学習し少しずつ賢くなるのが人類だと信じていますわ