2023-03-28

普通プロジェクトマネージメントなんてできない

しんざき氏の記事を読んだ。

https://blog.tinect.jp/?p=81116

要は家庭運営は「プロジェクトであるのだから適切なプロジェクト運営を行う必要がある、という趣旨で内容については概ね同意ではあるのだが、これを実践しようとするには大きな問題がある。

普通の人は「プロジェクトマネージメント」なんてできないのだ。

はいろいろな会社の小さめのプロジェクトに参加して開発を請け負うエンジニアなのだが、まともなプロジェクト責任者に当たるのは20%もない。

ここでいう「まともな」というのは、

タスクを適切な粒度に分解できる

タスク同士の前後関係を把握してスケジュールを組める

品質コスト納期考慮とした優先度付けができる

という、プロジェクトマネージメントを行うにあたっての最低限のスキルがある人である

もちろん優秀な人が集まる大企業であれば多くの人が簡単にこなせるだろうが、私が参加するような中小企業にいるような人たちには難しいのだ。

そして社会においてはそちらの方が多数派だろう。

まり、「夫婦人生というプロジェクト」において、プロジェクトマネージメント的な方法を用いて適切な運営を行おうとしても、なかなかに難しい話なのである

そして更に大きな問題が1つある。

誰かが明確なプロジェクト責任者であるなら、モチベの管理はその人の責任ですけれど、家庭運営というプロジェクトで「主従」があるべきではない

これはその通りなのだが、人生というプロジェクトにおいて最も大変と言える子育ての初期はそうもいかない。

相対的に妻が家庭運営にかけられる時間が多く、それにより知識の差もできてしまい、結果として妻側がマネージャー、夫側が指示を受ける側、という立場にならざるを得ないのだ。

そして妻側にプロジェクトマネージメント経験がない場合に、プロジェクト崩壊へと向かってしまう。

初産の年齢でなんらかのプロジェクトマネージメント経験がある女性がどれだけいるかを考えれば、多くの家庭が機能不全に陥ってしまうのは想像に難くないだろう。


問題点をここまで挙げたが、解決する手段はもちろんある。

まずは、妻の方がマネージャーとならざるを得ない状況が大きな問題なのであるから、夫も妻と同等かそれ以上の時間を家庭運営に割けるように、育休を妻と同期間かそれ以上の期間取得すれば良いのだ。

これはとても簡単な話だ。

次に、それができたとしても若い夫婦にはそもそもプロジェクト運営は困難だ。

それを解決するにはエンジニアリングの世界からヒントを持ってこよう。

ソフトウェアエンジニア世界には「ペアプログラミング」というものがある。

ソフトウェア開発をペアになって行うのだ。一人がコードを書き、一人がナビゲーターとしてサポートする。

一見すると一人しかコードを書いていないため作業が遅くなるように思われるが、二人がそれぞれコードを書くよりも開発が早く進む場合が多い。

これはペア作業を行うことで、ミス発見やすくなる、知識を共有する時間不要となる、チームワークが向上する、といったメリットがあるからだ。

家庭運営でも同じことをすれば良い。

まずは全ての作業を一緒にやるのだ。

分担するのは全体感の把握と個別作業理解が十分にできてからで良い。

ネット書き込みを見ると「夫はこの程度のこともちゃんとできない」という愚痴をよく見る。

「こんなこともわからないのか」と責めるようなマネージメントアンチパターンではすぐに無能な夫が出来上がってしまうので、そうではなくて「一緒にやろう」と声をかけて、何度か作業を見てもらって、その後実際にやってもらって、それで何回かすれば期待する作業をやってもらえるようになるだろう。

逆に、「何か手伝うとすぐに怒る妻」には「ちゃんとやりたいからまずやり方を見せて」「今度は俺がやるから見てて」というコミュニケーションをすれば良い。

日本の多くの家庭は話し合いの場を持つということすら苦手だと思うので、この「一緒にやってみてそれから分担を考える」というプロセスは導入しやすい。

これから子供が生まれる家庭で、夫婦共にプロジェクトマネージメントプロフェッショナルでない場合は、「育休を取る」「家事ペアプロ」この2つだけはぜひ覚えておいてほしい。

  • 組織に代表権を持つ者が2人いるからでは。そこが夫婦を基準とした家庭運営の面白いところなのだが。人間の創造主って生粋のエンターテイナー(という名のクソ野郎)だな。

  • 女に対して合理的理的解決方法なぞ無意味だよ 普通に生きてたらそんくらいのことはわかる

  • 正しい淘汰が起きている 生き残るべきはプロマネができる上位20%のみで、それが増えて人口の100%になればいい。あとは子孫を残しても失敗して死滅すべきなのだ。自然界では常にこうい...

  • ペアプロこそ1つの仕事を2倍の工数かけてやる 中小の暇なし余裕なしプロジェクトで出来ないでしょ 子育て中のカオスプロジェクトで何の家事もやってこなかったカス夫の教育を兼ねて ...

  • AIで代替されるような作業員に言われましても…

  • ペアプロはつきっきりのOJTじゃねえよ。 非常に集中力を使う厳密さが必要な作業に関して実行役と、同じ作業を俯瞰して全体を見渡したり逆に本筋以外の細部をチェックする役のペアだ...

  • 夫婦双方が家庭運営に責任を持てば、自ら進んでアイデアを出したり行動したりできる。 知識の差や能力の差が出るのはしょうがないとして、自分たちがベストを尽くしているか、お互...

  • 大概の家事トラブル(主語がでかい)についてはどちらかが感情的になるところから発生しているので、 そういう相手に対してプロジェクト運営に例えて合理性を説いたとしてもまとも...

    • これはその通りとしか言いようがない 仕事でも感情に振り回されたプロジェクトがうまく行かないことくらいプロジェクトマネージメントに長じてるなら知ってるだろうにな 家庭を仕事...

  • プロジェクト管理なんてできないので、そうやって取り組もうとすると余裕がなってくるので、感情的に動いてる。 もちろん家事はできない方だから当社比120%コミットし、相手に楽に...

  • 元記事の方だけど 家事のゴールというのは人によって違いまして、「服なんて畳まなくたってタンスに突っ込んどけばいいじゃん」という人だっているし、一方「床にほこりの一つで...

    • 言わんとしていることはオールオアナッシングなのアホくさってのは理解してるし、 それに同意もするが、 衛生的に理想的(ガンや鬱病リスクやアレルギー反応を下げる)とされる水準の...

      • 衛生的に理想的(ガンや鬱病リスクやアレルギー反応を下げる)とされる水準の家事は それなりにハードル高いやで 「洗い物を貯めない」「ゴミはちゃんと捨てる」くらいで十分だろそ...

        • それに対しての回答はフツーに "いいえ" ですね 具体的に何をすれば良いか?は、単純にガン患者ケア(感染予防)を意識した家庭内清掃・空調(空気洗浄機は必須。ただし加湿は避ける)を...

          • 君の家にはガン患者がいるのだろうからそれは気の毒なことだが、大多数の、ましてや小さい子供を育てているような世代のほとんどの家にはガン患者はいないんだよ。

            • これは話の通じない増田 ChatGPTくんに尋ねてもほぼ同様の回答が返ってくる。英語が面倒だったのかもだから日本語で書いといてあげるね あと、増田自身も書いてる通り、別に完璧じゃ...

              • 話が通じないのはお前だ。 「ガン患者が家にいるわけでもないのにカスみたいな「ガンになるリスクの上昇」を気にしてキャパ超えの家事目標を勝手に設定して未達成で勝手にストレス...

      • 鬱・アルツハイマー・ガンなどなど厄介な病気はカビなどを体内に入れることから起きるのは常識やで ウイルスや細菌での感染でも起こる   以下再放送 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓...

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