2023-03-18

匿名Mの歌ってみたが聴けない

 匿名Mの“歌ってみた”が聴けない。

 投稿初日に聴いてそう思った。本家リスペクトのある歌ってみたは嫌いではないし、好きな歌い手やVの歌ってみたは好き好んで聴くしかし、インタビュアー淡々とした声と、匿名Mの「人間じゃないので。」「16才です、永遠に。」「まあ全部、言わされてるんですけど。」という掛け合いで紡がれるメロディーが素敵だと思うと同時に、この曲は匿名M以外が絶対に歌ってはいけない曲だと思った。

 ある歌い手が、匿名Mの歌ってみた投稿していることを、Twitterリツイートで知った。ああまた歌い手が何も考えずに歌っているのか、と思ったが、それをリツイートしていたのは、ある歌い手が招いた、あるインタビュアーだった。

 その歌い手概要欄には、「歌わされてるやつの曲を歌わせていただくから歌詞は改変したくない」というようなことが書かれていた。そこまで考えられているなら、なぜ曲の趣旨無視して“歌ってみた”を投稿できるのか、が理解できなかった。匿名Mの投稿から1ヶ月経ってから投稿。その辺の当日や翌日にそのままの歌詞だったり歌詞を改変したりして投稿していた歌い手と何が違う?

 そして、その招かれたインタビュアーのことは、Twitterフォローし、記事日記を読み、書籍を買うくらいには、その人の考えや言葉が好きだった。そのインタビュアーアイドルゲームオタクでその“解釈”を大切にする人で、その人の言葉が好きだった。

 ジャンルは違っても何かのオタクであって、その解釈が美しくて素敵な人が匿名Mの歌ってみたに協力したこと、が、つらい。匿名Mを匿名M以外が歌ってはいけないことなんて、一回でも曲を聴けば理解できる簡単なことではないか、と思うのだが。最近初音ミクに歌を歌わせてくれないけれど、曲がりなきにも“ボカロPである同僚の参加した“初音ミク”の作品に、そういう世界観をぶち壊すような乗り方をしたことが、何かのオタクとして、つらい。ひとまず、そのインタビュアーフォローは外したままだ。

 ただのオタクひとりがこんなことを言っても仕方がないし、ピノキオピー歌ってみた許可していることはわかっている。その歌い手オタクも、そのインタビュアーオタクも喜んでいることはわかっているのだけれど、気持ちの整理がつかずに書いてしまった。匿名Mは、匿名Mのための、ピノキオピーの曲だ。そのインタビュアーたちの曲じゃない。歌い手のための曲でもない。個人の感想です

最後初音ミク以外が歌ってはいけない曲を発表します。

ODDS&ENDS

愛されなくても君がいる

匿名M

さようなら

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