2023-03-10

anond:20230310105348

俺も同じ事考えたことあるんだけどさ、ユーザコミュニティ文化の違いじゃないかと思うようになった。

日本ANSYSやCOMSOLが使われる文化は?

日本のその当たりのツールを使う人は、文化的には製造業文化なんだけど、外国だとIT系文化を引き継いでいる感じがするのよね。

日本のANAYSやCOMSOLなどのシミュレーションツール、あるいはCATIA/CREO/NX/SWのような3D CADツールって、基本的製造業の道具って認識なのよ。だからコミュニティ文化ベース製造業なの。

そうすると、基本的ノウハウを自社の中で秘密にしておくと言う事が基本になるような文化じゃん? 社員に「SNS禁止禁止!!」って通知しちゃうような。

一方アメリカ

ところが、アメリカとかは違うんだよね。IT系のノリなの。これが一番分かりやすく出てるのがユーザカンファレンスね。

ちょうどANSYSの話がでたんでANSYSで話するけど、日本ANSYSユーザカンファレンスは、参加費無料だけれども、各分野1日だけの開催じゃん。
ベンダー講演と、JTCの巨大企業が1社だけ出てきて、お前実施ANSYS使ったことないだろ、みたいなえらい人が宣伝なのか事例なのかよく分からない基調講演し、後はスポンサーが出てきて、みたいなノリ。

ところが、アメリカANSYSユーザカンファレンスは、参加費は有料(数万円かかる)が、一週間とか開催される。日本の様な講演はもちろんあるんだが、それに加えて事例発表がすごく多い。

パラレルであちこちの部屋で講演が行われており、幅もすごく広い。

グローバル企業がDXでサスティナブルなオートメーションを実現してデジタルツインで大変儲かってがっぽがっぽ、と言う話もあれば、
学生が初めてANSYSつこてみたけど、なんかインストールエラーになってうんこ、とか、発表する人のレベルも様々。

雰囲気が違うんだよねえ。

日本ソフトベンダーによる商習慣「代理店ビジネス」の違いも

あと、ANSYSも含め、多くのソフト共通するのが、学生版、学習バージョン日本で購入するのが無茶苦茶面倒になってるってのも影響している気がする。

これは代理店から文句を言われるからだと聞いたことがあるんだが。

英語サイトだと、サイト上にfor Educationみたいなリンクがあって、そこから行くと、教育機関メルアドをぶち込むだけで簡単学生版が手に入ったりする。

一方で、日本サイトだとそもそも案内がなかったり、案内があっても営業まで連絡せよ、と言う形になっていたりする。

ここらへんも、従来と違う使い方を試そうとする層を弾いちゃってる気がするんだよな。

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