2023-02-21

anond:20230221202310

識者の見解は逆

グーグルAIが「知性をもっている」という主張を巡る騒動は、さまざまな課題リスクを浮き彫りにした

https://wired.jp/article/lamda-artificial-intelligence-sentience/

研究者ジェイソンエドワード・ルイスとノエラニアリスタアーチャー・ペチャウィス、スザンヌカイトは、AI倫理に関して先住民哲学から得られた知見に基づいていくつかの視点を整理し、わたしたち機械との関係性を考察した論文を公開している。そして性差別主義者や、たいていは女性的にコーディングされたバーチャルアシスタントに対して暴言を吐くような一部の人々が習慣的にやっているような何か本当に恐ろしいことを、わたしたち機械モデル化していないか、またはそのようにふるまっていないか問いただしている。

カイトはこの論文自分担当した章で、ラコタ族の存在論を引き合いに出し、誰が(あるいは何が)敬意を払うべき「存在であるかということを分ける境界線を決めるのは、サピエンス(知恵)ではないことを認識することが不可欠であると主張している。

これは、すでに論じたAI倫理ジレンマの裏返しであるわたしたちチャットボット親友のように扱えば、企業わたしたちを食い物できる。だが、敬意を払うに値しない空っぽ存在として扱うことも、同じくらい非常に危険ことなのだ。

テクノロジーに対する搾取的なアプローチは、わたしたちの互いに対する、そして自然環境に対する搾取的なアプローチを単に強化するだけになる可能性がある。非常に人間らしく見せかけることで、実際の人間に対する残酷さに慣れてしまわないように、人間のようなチャットボットバーチャルアシスタントには敬意が払われるべきなのだ

記事への反応 -
  • AIの昨今の急速な進化には驚かされる。 人間と対話できるような精神を手に入れたのだから、もうリアルな体を伴うことも遠くないと思う。 そうなった場合、いろいろな問題が起こって...

    • 識者の見解は逆 グーグルのAIが「知性をもっている」という主張を巡る騒動は、さまざまな課題とリスクを浮き彫りにした https://wired.jp/article/lamda-artificial-intelligence-sentience/ 研究者...

    • デトロイトはAIとアンドロイドを一緒くたにしてるのが小狡い

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