2023-02-09

ザ・ノンフィクション寿司職人

あれから12年。

彼は立派な寿司職人になり、とうとう銀座に店を構えるまでになった。

スシロー自分がやってしまたこはいまでも忘れていません。ただ、寿司職人になって業界におわびをしなければいけないと思ったんです」

最後に中トロもらおうかな。ツバたっぷりでたのむよ! わっはっは!」

「もう勘弁してくださいよ。中トロですね」

当時のことを知る人も、いまでは店に足繁く通う常連客だ。

「コラッ! 醤油の入れ物をなめたらダメでしょ!」

「すぐ新しいものに交換します。元気でいいですね」

イタズラ盛りの子どもを見る彼の目はなんだか優しげだ。

「いまの自分にできることをこれからもやっていくだけです。それしかありませんから

そう語る彼の顔には、金髪イタズラ少年だったころの面影はもう残っていなかった。

  •  すでに頭髪は見る影もなく、その両目にはテレスコープとナイトビジョンを仕込んだ筒状の人工義眼が埋め込まれている。頭部だけではない。いまや彼の体の87%が電力によって稼働し...

    • ありがとうございます。 天才か?

    • なんやコレなんやコレ!! 『サイバネ飯』と『冷食捜査官』みあるな! イイネ!

    • マフィアのボスもピザ屋で捕まるくらいだからあり得る

    • ダブル・バイテット・メルトダウンなら仕方ない

    • 星間作戦級軍艦食べてみたい

      • 本事件を契機としてスシローは私設宇宙軍を設立、全銀河の…的な妄想に走ってしまったが軍艦巻きだったか。

  • ○金髪犯罪少年 ×金髪いたずら少年

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