2023-02-05

幼女ときアイカツを見たわけでもない奴らは、結局本物のアイカツを見れていないんだと思う

アイカツ劇場版の客層を見て、それは確信に変わった。

前々からどこかでアイカツおじさん(おばさん)なる人種は、本来の客層ではない者達なのではないだろかという疑問があった。

アイカツ物語とき子供向けにするには深すぎる内容も扱うので、決して幼女けがメインの客層ではない可能性もあると思いこんでいた。

だが、やはりアイカツの客層のメインは幼女であったのだろう。

平成ライダーが手広く大人の女性中二病を抱え始めた少年たちもターゲットとして取り込もうとしたのと違い、アイカツ最初から最後まで幼女だけを中心にして動いていたんだ。

なぜ、アイカツ劇場版では時間が止まっていたのか?

それは幼女達にとって、彼女たちがお姉さんのままであり続けるべきだったからだ。

エヴァンゲリオンが終わるまでの間に、当時の学生オタクミサトさんを追い越してしまったのと違うギミックが何故必要だったのか。

それはアイカツという物語幼女達の中で生き続けているべきだと判断されたからだ。

エヴァンゲリオンはあとからやってきても最後は昔からいた人間と同じような顔で終わりを見届けることも出来たが、アイカツはそうじゃない。

過去アイカツ過去の記録映像であり、それは進み続ける時間過去を切り取ったものしかない。

10年前のいちごちゃんは10年前のいちごちゃんであって、それを当時幼女だった娘達が見返したとしても、それは幼女だった頃の自分の思い出とつながっている物語なんだ。

あの頃は分からなかったことが今なら分かるのだとしても、それであの頃分からなかったという思い出が上書きされたりしないんだ。

年を食った状態アイカツを見始めたアイカツおじさん(おばさん)は、あの頃は分からなかったという気持ちを持つことが出来ない。

実際あの映画の中にあるまだ中学生高校生の子達にとっての今はまだ分からないものが全部分かってしまっている。

たとえばそれは、お酒を飲んだときにどんな感覚になるのかだ。

当時幼女だった世代はまだアルコールが解禁されていないから、あのときスクリーンの中のアイドルがどんな感覚だったのかを理解しきれないんだと思う。

もう少し大人になってから、見返して、そうしてやっと全てを分かるんだ。

もう分かってしまっている大人は、その体験ができないんだ。

止まることのない時計がそれを教えてくれた。

最初から自分たちは、アイカツを遠巻きに見ている部外者しかなかった。

インターネットで何年も我らこそはアイカツを知る者達なりって皆で浮かれている間にどこかで勘違いしていた。

幼女達ほどではないけど、アイカツと深くつながった客層のひとつなんだって

そんなことなかった。

最初から最後までずっとモグリの異常者たちだったんだ。

アイカツというサーバー違法手段接続していたクラッカー集団しか無かった。

やっと分かったよ。

引導を渡してくれてありがとう……。

  • 悲鳴を上げながら天に昇る妖怪の断末魔じゃん そのまま成仏しきれよ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん