2023-01-07

chatGPT(AI)で情報英語論文を書いてみた感想

chatGPTとは?

chatGPTってのは、質問したら色々それっぽい答えをしてくれるAIです。

2022年11月に出ました。誰でも使えます

  

増田の実力は?

英語論文は5本目くらいです。

  

chatGPTのメリット

適当日本語の箇条書きから、それっぽい文章をそれっぽく作ってくれる。

  最初はとにかく、最初から最後まで論文を埋めてみる作業から入るのですが、これが爆速になりました!

  一回通して書くのが一番時間かかるので、これは論文生産性上げてくれそう。

  

・明らかに今までよりレベルが高い単語言い回しを教えてくれる!

  

・「文章を短くする」と言うのが、増田能力を圧倒的に超えており、スッキリした文章になる。

  これは、実はかなりでかい

  なぜなら、論文が受かるかどうかは、内容というよりは完成度という説がある。(ソース:松尾組の英語論文の書き方)

  文章が短いということは、重複や意味的に重なることを統合してくたりするってこと。chatGPTはここが今までのAIより遥かにうまい

  

chatGPTのデメリット

単語文法レベル増田能力を超えてるので、ググったりしないと厳しい。

  DeepLって翻訳ソフトやGrammaryも使えるようなブラウザ機能使ってますので、文法ミスはそれなりに防げるのですが。

  自分能力を超えた文法単語が出てくると、人間側のフィルターを鍛える必要があり、ググりまくってAI意図勉強する感じになります

  例えば、「A or B 動詞」だと、動詞複数形か単数系かは、B依存でAは関係ない。とか、「The A and the B」ではなく、「The A and B」が普通、とか。

  そういう文法意識するのって、DeepLやGrammaryではないですが、chatGPT使うと、その辺りが確信持てない。増田能力問題

  

・「読む英語の量」が4倍とかになる。

  DeepLでは、日本語入れてみて、それっぽい訳になるまで訂正を繰り返しますが。chatGPTは、文章に対して、4つくらい翻訳例を出させてます

  今までの、4倍の英語文章を読んで、それをそれぞれいいところどりして文章しますので、翻訳時間がかかりますね。脳も4倍くらい疲れます

  人間側の英語を大量に読む能力が求められます

  

独自概念独自用語を使うと厳しい

  当たり前ですが、論文は新しい概念用語が出ますので、そんなの知らないchatGPTさんからは厳しい。

  フレーム問題の亜種なんでしょうが

  独自概念とか独自用語が多い文章だと、増田がDeepL使った方が早い。

  

・全体との協調を持った部分の作成が難しい

  chatという形式なので、こちらが持っている論文を読み込ませることができない。

  なので、全体と協調した部分の書き方みたいなのが難しい。部分最適になってしまう。

  

chatGPTの総合

 そもそも、このようなAIが出てきたおかげで、選択肢が増えて、人間能力拡張されたのは超絶ありがたい。

 その上での話ですが。

 論文効率自体は、今まで2週間かかったのが、今回も同じくらいやっぱりかかってるので、今回に限れば、そんなに効率はアップしていない。人間側の慣れで今後9日くらいになるような気もします。

 論文クオリティは明らかにこれまでより上がったように思います。まず、第一稿を仕上げるスピードが段違いに早くなったので、見直し文法の細かいところに気を遣う時間が増えたように思います。また、chatGPT先生に教えていただく単語文法や短いうまい言い回しをかなり学べます。また、参考文献も力を入れて書けるので、論文の内容的な厚みがこれまでよりアップしたように思います

  

今後

・chatGPTの進化に期待

  そもそも、chatGPTはまだまだ進化余地を残しています。今より良くなることは確実。

  現状は、1時間の問い合わせ数が制限されたり、長い文章を出力できなくていまいち制限が厳しいです。

  来年は、LatexPDF読み込ませて論文書いてくれないかなあ。

  

人間側に求められる能力の変化

  そもそも増田は難しい英単語文法を使わないので、chatGPT先生指導を受けて、かなり今回単語文法勉強になった、これに慣れていって実力を育む必要がある。

  また、大量の英語文章を読むため、このような読解能力を高める必要がある。DeepLのおかげで、英語論文とかほぼ読英語では読まなくなったのですが、ここに来て、その読解力の重要性が高まってしまいましたね。

  人間なので、印刷して声に出して論文を読むと、ミスを見つけやすいですね。AIが指摘できないミス独自概念用語に合わせた説明文法など)を大量に発見できます。そういう人間的な能力AIを補完するのが大事かもしれない。

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