最近万年筆に興味を持って3000円位のを買ってみたんだけど、どうにも持ちづらい。
書き味がどうとか以前に思ったところに線が引けないので、これは俺の持ち方がおかしい可能性があるなと
いわゆる文具沼みたいな界隈のレビュー動画とかからリアルに万年筆を使う人達の持ち方を見てみた。
それで気づいたのだが、「万年筆の正しい持ち方」みたいに調べると出てくるやり方と、実際に使い倒している人たちがしている持ち方はちょっと違うみたいなのだ。
一般に、鉛筆やボールペンの持ち方はペン軸が人差し指の第2関節から第3関節の間に来るのが正しい持ち方とされる。
これは遠い昔一瞬だけ習ってた硬筆の指導でもそうだったから間違いないはずだ。
そして万年筆の持ち方について調べると出てくる解説においてもだいたい同じことが書いてあったり、参考写真がそうなってたりする。
だいたいどこでも、「ボールペンと基本は同じ、ただ少し寝かせ気味にする」みたいな感じだ。
ところがお高い万年筆のレビュー動画とかになってくると、そういう持ち方をしている人が驚くほどいない。
何故か皆、そういう流派でもあるかのように(マジであるのかもしれない)ペン軸を水かきのところに置いた持ち方をするのである。
そして全員ではなかったが、親指よりも人差し指が前(ペン先側)に出ている例も多く見られた。
英字を書く人だと、ここからさらに手首をぺったりと寝かせて黒板にチョークで書くみたいなスタイルの人もいた。
買った万年筆で握り方を真似してみると、ボールペン握り(仮称)すると指に段差が当たったりしていたのが全部なくなり、
なるほどこういう持ち方を前提に作られているのかと感じるほどだった。
だが今までペンを握っていたやり方と全く違う姿勢になるので、やっぱり思った所に線を引けない。
これからペン習字とか始めるぞ!という人だったなら明確になった課題に喜び勇んで持ち方を練習するところだが、
俺は…どうしよっかなぁ。
もともと新しい趣味を始めるほどのテンションではなかったし、そもそも初めて買った万年筆が俺に合わなかっただけという考え方をしても多分間違ってはない。
持ち方もあるとは思うけど、心持ちのほうが大きいと思う。 鉛筆ボールペンの場合は「ぎゅぎゅぐるぐるがさがさぎぎぐるぐるずとんとん」と書くけど 万年筆は「すー。すー。す。す。...
漫画やラノベの説明下手キャラかよw