2022-12-19

インボイスの闇

消費税導入時に小規模事業者へのアメとして導入された免税制度とインボイスなしルールだが、数年の経過措置お茶を濁して制度変更となる。

事業者基本的納税事業者になれということだ。


消費税率が上がるにつれ、マッサージ店や理容・美容ジムなどの賢い経営者フリーランス仕事発注するほうが経済的に有利だと気がついてしまった。

給料課税仕入にならないが、外注費は課税仕入れになるからだ。

ついでに社会保険料雇用負担もなくなり、解雇規制問題解決する。

将来の社会保障が少なくなり、金融機関の格付けが下がることを理解していない人を、

フリーランスとしてサラリーマン手取り給与より少し多い報酬で雇うことでヤル気のある労働者を使うことができる。

他の業界でも似たようなものだろう。


税制度の穴を突いて税負担を軽くしていると穴は塞がれるのが常である


フリーランスをうまく使って税負担雇用問題から逃げて利益を上げてきた者たちは、


「零細業者への実質増税だ」「フリーランス仕事がもらえなくなる可能性がある」


などと、まるで零細フリーランス可哀想だという論調で声を上げているが、

一番痛いのは今まで相場より安く使ってきた外注労働者への報酬課税仕入にならないことなのだ。

今、誰がこのような言論を展開しているのか記憶しておいたほうがよい。


年収240万のワープア サラリーマンはしっかりと消費税を収めているのに、

年商税込み550万(受取50万支払10万:益税40万)のフリーランスが受け取った消費税を収めないのは不公平ではないか


事務作業の手間は簡易課税制度で十分に回避可能である


軽減税率業界政治を通じて自分業界への税率を下げるように働きかける恐れのある酷い制度だが、

インボイス導入の理由としては良かったのかもしれない。

  • サラリーマンは消費税納めてないだろ。

    • 手取り200万のサラリーマン。 家賃60万(5万x12)その他医療など非課税の支出を10万としよう。 のこり130万を貯蓄せずにすべて消費すると、本体価格約118万使えて、約12万円消費税を(受...

      • 事業予算は別にして、個人の取り分は結局消費税納税するやん、あんたのいい分だとさ。

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