2022-12-07

なぜJリーグW杯の5%も人気が出ないのか

日本代表チームには帰属意識を持てる一方で、国内のチームには帰属意識を持てないからだ。


他人競技する姿そのものW杯の人気の理由であるなら、W杯とそれ以外の同一競技の人気は似て然るべきである。実際にそうなっていないのは、他人競技する姿そのものを求めているのではなく、それ以外の、自分の何かをW杯の中に見出しいるからだろう。国内リーグファンではないがW杯ファンという人は、他人競技する姿というよりも、自分を見出せるものあるいは自分と同一視できるもの勝敗に興味を持っている。


例えば縄張り争いの最中の原始人が、自分の付き従うところのムラ一番の力持ちを応援する気持ちに、前述の興味は由来しているのかもしれない。競技に勝ちたいのなら保育園児のチームとか弱いチームと戦えば良いのだし、よりハイレベル競技を見たいのであればわざわざ日本サッカーをみる必要がない。勝っても負けてもどちらでもただ素晴らしい健闘が残るのみである競技スポーツを観戦しながら、自分帰属意識を持てるチームの勝利を願うのは自虐趣味の極みであって、到底理屈説明できないし自閉症傾向のある人には全く理解不能である


量産型二番煎じ人生に甘んじ、付き従う奴隷マインドを見事内面化させた代表チームファンにとって、国内リーグというのは誰が自分のムラの力自慢なのかがわかりにくい。丁度ぼくが小学生のころにJリーグがはじまったが、どのチームを応援すればいいのか分からなかった。23区にはサッカーチームは無いらしく、一番近そうなのは猛禽類キャラクターベルディー川崎だった。やだ川崎とか怖い。ちなみに今は川崎サメキャラクターフロンターレで、ベルディーは東京らしい。その本社川崎生田にあるそうだ。


付き従う性質のものたちに、自らチームを選べというのか。それは無理だ。彼らは自分人生すら選べない。一貫性をもって判断したことなどない。これまでもこれからも周りのひとをキョロキョロみて同じように、変じゃないように作動する装置だ。彼らに応援すべきムラ一番の力持ちを明示しないのは国内リーグの怠慢でしかない。


関係いかもしれないが、ぼくの私立小の同級生たちは誰もサッカーを見ない。サッカーに限らずスポーツを見ない。日本代表選手ならいる。でも他人試合は見ない。親も経営者が多く、本人達自分ビジネスをつくって大きく伸ばしたりぼちぼちだったりする。少なくとも球蹴りおじさんたちに自分を見出すような人間はいない。


スポーツ観戦とは、原始人に先祖返りしてムラ一番の力持ちに付き従う趣味である。彼らをわかりやすレペゼンできないか国内リーグには人気がない。

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