たまに、夢中になっていたことへの熱が、ふと突然冷めて、いきなり現実の真っ只中に放り込まれるような感覚になることがある。
追い込まれていた仕事、夢中になっていた恋愛、時間を費やしていた趣味。あるとき突然、それらが「何の意味もないじゃん」という気がして、手が止まるような。
そういう時に町中を歩くと、すべての風景が美しく、自分だけが空っぽのようで、何とも言えない気持ちになる。
その時に見える景色だけが、本当の現実なのかもしれない。
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