2022-12-04

エラリアン氏、FRB市場との対話が「ボラティリティーを助長

アリアンツ首席経済顧問ハメド・エラリアン氏は2日の米雇用統計発表後の株安など、最近金融市場での荒い値動きについて、米金融当局者にとって一段の教訓になるとみている。

雇用者数は予想上回る伸び、平均時給は加速-金融当局圧力 (3)

  エラリアン氏はブルームバーグテレビジョンで、「またもや米金融当局コミュニケーション市場での過度なボラティリティーを助長した」と指摘。「パウエル米連邦準備制度理事会FRB議長は今週の講演でことさらバランスを取るよう務めた」ものの、「市場で既に進行していた著しい上昇を押し返すことは全くしなかった。インフレへの警告など他のことには言及したが、市場の振る舞いという側面を理解していなかった。そのため、こうした過剰反応が見られた」と述べた。

  同氏はグラマシー・ファンズの会長ブルームバーグ・オピニオンのコラムニストも務める。

  また、ブラックロックファイナンシャルマネジメントグローバル債券担当最高投資責任者リックリーダー氏も同じくブルームバーグテレビジョンで、市場の動きは「やや行き過ぎだ」と指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-02/RM9XUOT1UM0W01

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