昨日、20年来の友人と絶縁してきました。
原因は、友人(独身女性)による不倫の相談という体の愚痴に付き合いきれなくなったから。
私は本当に友人のことが好きだったから、不倫という地獄から抜け出して、幸せになってほしかった。私は不倫自体には正直そこまで嫌悪感はないのだけれど、不倫で病んでリストカットしている友人はどう見ても異常だし、つらそうだったから、絶対に不倫をやめてほしかった。
だから時間の許す限りいくらでも相談にのったし、一人でいるのがつらいならいつでもうちに来てもらうようにしたし、自分なりに最良の解決策を提示してきたつもりだった。
といっても問題は大変シンプルで、彼女が相手に別れを切り出せばすべてが解決するのだが、友人はその選択肢だけは「でもでもだって」と言って絶対に流してしまう。
友人の話を聞いていると、残念ながら友人は不倫なのに全く相手から愛されていないし、金も搾取されているし、すごく惨めだ。そしてそれを友人もわかっているから、リストカットがやめられないのだと思う。なのに不倫相手を切るという決断ができずにいる。
何度か友人が目を覚ましてもいいタイミングはあったはずだった。二度の慰謝料請求(支払済)、別の真面目そうな男性からのアプローチ……
それらをもってしても、友人の目は覚めることがなかった。もうすでに20代後半〜アラフォーを不倫に捧げてしまっているから、コンコルド効果もあって、抜け出せなくなってしまっているのかもしれない。
私のアドバイスを「でもでもだって」で蹴散らされてる頃はまだよかった。
最近は、私と話しているときは「そうだね、増田ちゃんの言うとおりだよ!まずは不倫相手のラインをブロックします!!」と威勢のいいこと言った後、私へのラインで「でも別の人に相談したらそこまでしなくてもいいんじゃない?と言われたのでやめました」ということが続いていた。
さらにイラッとくるのが、こういうことがあるときまって友人は「私は主体性がなくて、なにひとつ自分で決められなくてごめんなさい…」と私に謝ってくるのだが、実際は全くそんなことなくて、ひたすら不倫相手との縁が切れない道を自分でちゃんと選び続けているのである。
私は友人の不倫相手について、何度も何度も言い続けてきたことがある。それは、「私は口だけの人が大嫌い」だということ。「相手を判断するときは、相手が何を言ったかではなくて、何をしたか(してくれたか)を見た方がいい」ということ。不倫相手の男の口からでまかせに縋っている友人に何度も言ってきたことである。
ああ、友人も口だけは威勢のいいこと(不倫相手宅に凸する、今度の話し合いでは包丁持ち出すとか)を言っても、結局なんにも動く気がないんだ、と心底理解した瞬間、私のなかで完全に終わってしまって、切った。
後悔はあまりしていない。
他人を変えられるなんて思い込みは捨てろ
今回のことで思い知りましたね。今後の人生、他人からの不倫の相談だけは絶対にパスさせてもらうことにします