長文ツイートを書く時、カタカナをすべて半角カナで書いているツイッタラーがたまにいます。
おそらく、1ツイート140文字という制限があるツイッターで一文字でも多く詰め込みたい気持ちの表れだろうと思います。
でもちょっと待って! これ、完全に無意味であるばかりか、ほぼほぼ逆効果になるので注意が必要です。
たしかにいくつかの文字コードでは全角カナと半角カナではデータの扱いが異なり、全角カナは1文字2バイト、半角カナは1文字1バイトを消費します。
実際、Shift_JISが優勢だった10年ほど前のインターネッツ(主にガラケー向けの掲示板など)では、カタカナや英数字を自動的に半角文字に変換するなどして転送量の削減を図ったりしていたものです。
でもそれも昔の話。
ツイッターにおけるツイート文字数は、全角だろうが半角だろうが1文字を1文字とカウントします。
今どきのモダンなWebアプリはふつう文字エンコードにユニコードを用いますが、それと関係あるかはわかりません(ちなみにユニコードでは全角カナも半角カナも1文字2バイトを消費します)。
つまりカタカナを半角に直してツイートすることには、文章を読みにくくする以上の意味はありません。
それどころか、半角カナは濁音や半濁音は2文字使わないと表現できません。
たとえば朝青龍さんの本名ドルゴルスレン・ダグワドルジは全角カナなら14文字ですが、半角カナでドルゴルスレン・ダグワドルジと書くと20文字になってしまいます。
濁音や半濁音を含むカタカナ語はありふれていますから、多くの場合は文字数が増えてしまうのです。
つまり半角カナ化を「ツイートの文字数節約」のためにやっているといるとしたら、とんだ逆効果なのです。
おわかりいただけましたか?
(ちなみにユニコードでは全角カナも半角カナも1文字2バイトを消費します) ダウト
ごめん訂正して