2022-10-18

相手との縁が切れることより拗らせたうちよそのことが辛い

私は一時創作民であり、やり続けて10年くらい経ったろうか。TRPG、完全一次、キャラメイク要素ありのゲームなどいろいろやった。

若い頃は誰彼構わぬ勢いで恋人絡みのうちよそ(自分キャラ他人キャラ交流させるロールプレイング的な遊び)をしていたが、長年やっていれば恐ろしく合わない相手クレーマー並の創作者等とも遭遇する。

そういう相手とのうちよそは、最終的に創作者同士の絶縁により破局する。

私は気に入っていた自分キャラクターであっても、うちよそが駄目になると、その相手創作者との苦い思い出を想起させると言うただそれだけの理由で、そのキャラクターを見るのも辛くなる。実質、封印のようにすらなってしまう。

これが重なると、かなり辛い。もともとそのために生み出したはずのキャラではないからいろいろ活用していたり、絵を描いたりしていたはずだが、二度と釈放されなくなる。誰も幸せにならない。地獄である

こんなことを何度か繰り返し、私は恋人関係のような濃いめのうちよそをやることにかなり消極的になった。

よほど話が合わない限り、少しでも違和感を覚えたら一線は越えないようにする。それがモットーだった。

しんどいからである

だが、ある人とのABと言ううちよそがヤバかった。

私の好み丸出しで、性癖性癖を叩き付けるようなカップルであり、あらゆる作品を描き合った。イラスト小説漫画、打てば響くうちよそであった。

相手の方も本当にたくさん作品をくれ、話もしてくれた。感謝しか無かった。

私は本当にこのうちよそに入れ込んでしまった。推しカプとなった。寝る前はいつもこの二人のことを考えていた。高熱を出して悶絶している時ですら、ABに置き換えて気持ちをもたせたくらいだった。


ところが、転機である

相手の方が、旬ジャンルにはまった。

それはもう露骨にハマった。TLはそのジャンルRTで溢れかえり、その話しかしなくなり、新しく繋がった旬ジャンルフォロワーの話しかしなくなった。

ジャンル以外の絵も描かなくなった。たぶん、理由は分かる。その人はイラストレーターを志望していた。バズには人一倍過敏であろう。

正直、いちユーザーとして客観的に見た時、絵馬ではなかった。しかし、それでも国内外大人気の旬ジャンルであるためか異常にバズった。

私は嫌な予感がした。

そこからは、もうその人はABの話をしなくなった。

ABどころか旬ジャンルの話以外は一切しなくなった。気持ちは分かる。私も何かにハマるといつでも話せる創作の話より、そのハマったジャンルの話をする。当たり前だ。

だが、私のABに関するネタ作品への反応が、ものすごく少なくなった。

正直、ショックだった。

飽きたな、と肌身で感じた。そして、おそらくフォロワーものすごく増え、旬ジャンルの絵がバズったことで更に旬ジャンルにハマっていったその人に、やや軽蔑を覚えた。

人間気持ち制御不能だ、特にハマるとかハマらないとかそういうのは。

だが、その人に対して私が「飽きたな」と感じ冷ややかな目線を送るようになったこ感情も多分どうすることも出来ない。

私はその人をミュートするようになった。その人が声高に、もし私のことが気に入らないならミューしろブロックしろ、と言ったからだ。なぜそんな強い言葉を使うのだろう。フォロワーが増えたからだろうか。作品は少なく、バズった絵も情報量は極端に少ないただの棒立ち絵書き込みも何も無いものなのに。嫉妬や見下しと言われるかもしれないが、私の目線ますます冷ややかになっていった。

私は、その人にミューしますと言った。言わなければ、TL見逃しを不義理と言われた時言い訳出来ない。その人からはまた強い言葉を返された気がするが、私が過敏だっただけかもしれない。その人の私の作品への反応は、まったく無くなった。なんて露骨なんだろうな、と思った。

そして、それから暫くして、一言すみません、つらくなったので」と断ってブロ解した。その人も私もフォローからDMを受け付けていたから返事は書こうと思えば書けるだろう。

私は返事を待たなかった。表面的には。待たれていると思われたくなかった。その間に、今までの色々な感情を綴った文章を用意した。私の地獄のようなお気持ち表明と、言い訳と、そして感謝である。最悪、これだけは送ろうと思った。

もちろん、向こうが私をブロックしなければの話だが。なんだか、うちよそABの遺書みたいな内容で、メンヘラ染みてるなと思った。

だが相手メンヘラなのは私も知っていた。なんなら相手ガチモンである、常に自慢していた(自慢にしか見えなかった)。

メンヘラにはメンヘラをぶつけんだよ。

翌日。意外なほど早く、相手からは、何だかよく分からない感謝謝罪メッセージが来た。

何だかよく分からないと言うのは、私が書いた遺書みたいな文章そっくりだったかである。お前も遺書を書くのか…私も書いたぞ。

それに、私は前述の最後通牒みたいな遺書遺書ではない)を投げつけた。

返事はない。そりゃそうだ。くれとは書いてない。読んだのかどうかすら不明


でもまぁいいか

他に相談してみたら(割りと辛辣なことも言われたが)「なんか発想がヤバくなってきてるから企画自体から距離を置け」「冷静になれ」「依存にならないよう他のことやって目に入らないようにしては」と割りと親身なアドバイスをもらった。いい人たちである

それがなかなか出来ないから辛いのだが、それでもやらない方がつらいものだ。ABについてのしんどさが、今の私には猛烈なストレスだ。

無理に消す必要はない、忘れる必要は無いが、少しずつ思考から追いやっていけ、と言われた。嫌いになれ、ではなく依存にならないようにと。

やっぱり割りと親身な人たちである。みんな何かしらしんどい経験があるらしい。

あばよAB

お前らのことは嫌いじゃないから、今もABが仲睦まじく過ごしていることだけを祈るぜ。と言うか、時が止まったから実質そうなんだろう。よかったやん。

私は関係ない二次絵でも描いて過ごそう。

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