2022-10-08

物件でいうなら「間取りがよい」レベルの話

理想物件は、みたいな話をしたとする。

そしたら、まあ家賃だとか間取りだとか、職場や駅からいかとか、周辺にどんな店や施設があるかとかetc

何を、どの程度重視するかは人によって違う。

間取り良ければいい、そんなの嘘だと思いませんか?

家賃の安さが絶対条件という人でも、家賃が安ければ他は劣悪でもOKってわけじゃないはずだ。

引越しの予定があるかどうかでも、その答えのグラデーションは変わってくる。

具体的に検討する物件が目の前にあるかでも変わってくる。

隣の席にいた女子高生が言う「ただしオール電化に限る」と、既婚者の言う「ただしオール電化に限る」には天地の差がある。

そして物件選びは地に足がついてなければいけない。

赤点回避レベル、或いは平均点ギリギリ。でも、これ以上の高得点は望めないので、この物件にする」

そんな感じで選ばれることも、往々にしてある。

注文住宅ですら不満や後悔の声が聞こえてくる世界なのだから妥協点は絶対でてくる。

しかし、ここでいう“物件”っていうのは実在する“人間”だ。

ましてや、これから人生の一部を共有する相手

まり対象は“住居”であり、“住居者”でもあるわけだ。

そんな相手に「家賃は想定より高かったと今でも思ってるが、駅近だから仕方ないか」とか

ちょっと手狭だったけど、後はDIYで工夫しようと思った。なんだったらリフォームすればいいや」とか

本音事実であったとしても、当人自覚していたとしても、まあ言わぬが花だろう。

もちろん、ボキャブラリーのある人間ならもっと穏当な表現ができるだろうけど。

引越しの予定がない人間に、いきなり「いま住んでる家のどこがいい」と言われてパッと出てくる感想なんてそんなもん。

漠然としてるけど、端的で、角が立たない。

それが「間取りがよい」という評価なわけだ。

言った本人は「もうここに住んでるんだから、言ったって仕方ないでしょ」ぐらいにしか思ってない。

でも世の中ってのは大なり小なり“住めば都”の精神で成り立ってる。

それが不服だっていうなら今からでも改築するしかない。

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