2022-09-24

サウナーと考える水虫の話

日本皮膚科学会によれば、

銭湯サウナなど大勢の人が使用する浴場では、足ふきマットにはほぼ100%白癬菌がいます

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q29.html

一方、水虫治療薬のメーカーが行った調査によると、

サウナ好きの方の64%が水虫可能性のある症状がある一方、サウナから帰ったあとに足を洗うなど、何らかの水虫対策を行っている人は45%という調査結果でした。



というわけで、サウナに行くとほぼ100%確率水虫の原因になる白癬菌を足の裏にくっつけるのに、水虫対策をしている人は半分に満たないらしい。

「いや、おれはサウナ水虫にかかったことはない。そもそも痒くないし!」という人もいるかもしれない。が、水虫のかゆさは症状の一部であって、足がかゆくないか水虫にかかっていないとはいえない。むしろ自覚症状がないまま水虫になっている可能性がある。

水虫に詳しい専門医経験上「水虫かゆい人は20人から30人に1人」とも言います

https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170726/index.html

サウナに行ったら水虫になる」というイメージを持たれたら、サウナ業者商売上よくないと思うかもしれない。

でも水虫日本人の4人だか5人の1人がかかると推定されていて、ありふれた病気なのだからしろサウナに入った後に水虫にかからないように業界団体で率先して対策を取ったほうが商売上いい結果になるんじゃないだろうか。

たとえば、サウナから出て玄関に行く前に、椅子に座ってシャワーで足だけ洗えるようにしておくとか。

サウナから帰ったらよく足を洗ってくださいというメッセージポスター業界団体で作って、店舗に貼るなら設備投資もいらないだろう。

このへん、サウナ運営している人、サウナに行く人はどのように考えているのだろうか。

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