2022-09-23

音楽ストリーミングのこと

音楽ストリーミング格差についての記事

アメリカデータ会社Alpha Dataが発表した調査によれば、昨年ストリーミングサービス上では160万組のアーティスト楽曲を発表したが、その中の1%である上位1万6000組のアーティスト楽曲が、全体の再生数の90%を占めている。さら範囲を広げ10%の16万組のアーティストで全体の99.4%の再生回数を得ていたという。ということは約140万組のアーティストで、全体の0.6%の再生回数をシェアしていたということになる。そして約140万組のうちの約半数のアーティスト再生回数は、100回に満たなかったという。

https://fnmnl.tv/2020/09/12/106078

印税について。

音楽サブスクでも、楽曲再生されるとアーティスト印税が支払われます。その金額はサブスク会社ごとに異なりますが、1回あたり0.01円あれば高い方だといわれています

https://media.finasee.jp/articles/-/10829?page=3

アーティストからしたらストリーミング単体での経済的効果は期待できない。

思わぬところで楽曲がヒットするチャンスは以前より大きくなっただろうが、同時に競争も激化していて、対策を講じていたとしても狙って再生回数トップ層にいきなり参入できる望みは薄い。競争に勝ったとしても、ごく僅かに残ったパイの奪い合いにほんの少し勝ったというだけにしか過ぎない。

 

じゃあ、他の収入を確保しようとしても、コンサートなどのライブエンターテインメント市場は、日本では未だコロナから回復の真っ最中だし、最短で2023年コロナ禍前の市場規模に戻る予想が出ているが2010年代のような年平均8%のような高成長率は予想されてない(2.4%)。

https://corporate.pia.jp/news/detail_live_enta20210928.html

 

川本真琴ストリーミング文句言ったり、七尾旅人CDも買ってほしいと言ったりするのも、アーティストからしたらやっぱり切実だからだと思う。

  • パイの話になるが、川本がサブスクで曲出してるのにサブスク地獄に堕ちろって言ってるのってシェアが多いから抗いきれないっていうのがやはり大きいよね 俺もユーチューブ嫌いだけ...

  • 自分の楽曲という強い武器を持ってるくせに、それにあぐらをかいて、CD という不便なもの(というか皆持ってないから使えないものだぞ)を押しつけるしか能が無いのが悪いだろ。 何...

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