私は非常に奥手でオナニーを覚えたのも中3と非常に遅かった。
そのぶん、というと変だが子供の頃は中性的で女子にもよく間違われるくらいで、あとから思い返すとモテる男子だったのだと思う。
しかし、奥手の男子がモテたからといってそれは3才の男の子が女性にチヤホヤされるのと同じくらい意味のないことであった。
そんな私もいよいよ高校受験を控えた夏休みになる頃にはようやく性的な目覚め(夢精)の経験を経て性への興味を持ち始めたときのことであった。
友達から借りたDVDをドキドキしながら机に引き出しにしまっていたのを家庭教師に見つかってしまったのだ。
「これなんなん?増田くん?男の子やからこういうのに興味持つのは仕方ないけど、勉強するための机の中にこんなん入れたらアカンやん。わかるやろ?」
あとから思い返せば何一つロジックではないのだが私は見られてはならないものを見られてしまったという焦りから、とんでもない罪を犯してしまったような気にさせられてしまった。
「勉強せんとこんなん見てオナニーばっかりしてるんやろ?だから成績上がらへんねんで。毎日、オナニー何回してるん?先生に教えて。」
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