機械による効率化で何が起きたかって同じ空間で引き受けられる仕事量が増大して
それをこなすために機械による効率化ができない部分を補正するために結局人員は増えたんだよな
俺らが期待してた未来は「機械による効率化で21時までかかってた仕事が17時で終わって定時帰宅ヒャッホー」だったのが現実は「機械による効率化で21時までかかってた作業が17時までに終わるようになったので1.5倍の仕事を21時までやるようになり仕事量がクソ増えた」んだよね。
別のエントリで出てたけど法律家の判例整理なんかに機械学習を入れたところ、一つの事務所で引き受けられる仕事量が爆発的に増えてそれを補佐するためにアホ学生を大量に事務員として増員しなければならなくなった、みたいな話があって、うーん機械は学習するのに人類は学習しないと思ってしまった。
同じことは翻訳家と自動翻訳の現場でも起こっていて、翻訳家が3日かかって翻訳していた作業が自動翻訳の導入で「機械翻訳数分+人間補正」のような形になって「翻訳」自体の業務は減ったけど、同一期間内に「読まなきゃならない文書」の量自体はめちゃくちゃ増えている。それが楽になったのかキツくなったのかはわからないが。
なんか、AIにしろ機械化による効率化にしろ、俺らの人生の時間をもっと自由にしてくれると思ってたんだけど
実際には効率化された分より多くの仕事量をさせられているような気がしてならない。