試合のレベルもあがって、視聴者も楽しめるだろうし、県同士の戦いであることを強く打ち出すことで、さらに盛り上がると思う。
さらに言うなら、部活動自体も学校単位で実施するのを辞めて、県ないし地域単位で実施すればよいと思う。
教員希望者の減少は、もうのっぴきならない状態まで迫っているのだ。
部活動を学校単位でなく地域単位で実施することで、それに関わる教員を減らすことができるようになる。
実際、地方大会では複数の高校がまとまった合同チームがあるので、そのイメージ。
大会のときだけ合同するのではなく、普段の練習から一緒にチームとして活動する。
高校なら県単位で、土休日に月何回か集まる他は、リモート指導などを併用すべきか。
とにかく、教員希望者の減少は、部活動による大幅な時間外労働(なのに残業代が出ない)が大きな要因になっているのは間違いない。
いかにして、部活動を効率的に運営していくかを考えなくては、いつか「負担軽減のため、部活動は廃止!」となる日が来てもおかしくない。
授業も部活動も、同じ内容を各学校でバラバラに展開するのではなく、配信や合同により効率的に実施することを考えないといけない。
ちなみに、授業の課外活動バージョンが「塾」であるなら、体育の課外活動バージョンは「部活動」でなく「民間スポーツクラブ」であるべきな気がする。
部活動の合同化に加えて、実施者が教員以外(民間スポーツクラブ)になれば、さらに負担は軽減できる。
教員の片手間な指導(そもそも、教員はスポーツ指導が本業ではないはずだ)より、民間のプロ指導員が教えた方が、子供たちにとっても意義のある活動ができるだろう。
先の甲子園の話だって、学校対抗でなく、民間スポーツクラブ対抗にしたって良いはずだ。
それに、例えばサッカーのように、プロ球団が学生チームを持つみたいな方法も考えられるはず。
そうそう、ほとんどのスポーツが、学生をプロ化させる手間を学校にぶん投げてしまっているのは本当に良くないことだ。
これは野球に限らずだが、今の部活動は、プロスポーツが負担すべき手間を肩代わりしてしまっていて、その意味では公益の私物化とも言えると思う。
興行利益を以て、プロチーム自体が自腹で育成団体を経営し、学校及び教員の本来的でない負担を減らすことが社会的責務だろう。
そのためにもまずは、甲子園など部活動の大会に、学校以外の団体(民間スポーツクラブ等)が参加できるようにしてほしい。
そうすれば、学校の枠に縛られず、個々の学校よりもさらなる強いチームが誕生して、スポーツ団体にとっても有益だろう。
学校単位での大会参加が困難になるので、大会を目標とした、「名監督」による何時間もの指導みたいなものはなくなる。
そうすれば、部活動はサークルのように緩い活動となり、教員の負担は減る。
よって、教員の部活動負担を減らすためには、プロスポーツ側の育成団体義務化と、大会への学校外団体の参加許容が有効だと思う。
また、大会参加を目指すガチ部活動員は民間スポーツクラブへ、そうでない部活動員はゆるふわサークル化へと、子供たちにとっても選択肢が増えるので喜ばしいことではないかと思う。
私も、ガチ部活動を求めていない子供だった(軽く身体を動かしたかっただけ)ので、学校の部活動が大会参加を目指さなくなるのは、個人的な基準でも妥当だと思う。
そういう木っ端野球部と三軍四軍までいるようなとこの利害が一緒になるかよ
サッカーでは、強い選手は民間のクラブに所属していて、レベルの高い戦いもそっちになるけど、特に他の高校スポーツと比べて良い感じにはなっていない気がする。
現在の部活動というフレームは大雑把過ぎて、個々の子供に合ってない気がする。 民間を絡めて多様な形態を模索するというのは、子供たちのためにもありだと思う。