もう流れて行ってしまったのでどの記事だったのかはわからなくなってしまった。
でも、定期的に「30代なのに大学生みたいな服装をしてて年相応の服装の友人にボロクソに言われた」という記事が書かれては流れて行く。
後から出てきたものは恐らく最初に登場した記事のリメイクで話題を集めようとしているのだろうけれど、それはどうでもいい。
実際、女オタクたちはそういう「年相応ではない服装をする人間」をたくさん見てきているので、少なくともそういうオタクが現実に存在することは事実だからだ。
今回は、なぜそういう悲劇が起こるのかということに関して考察してみたい。
というのも、最近「こういうことなんだろうな」というのを見かけたからだ。
フリフリであったり、ゴシック系であったり、パンキッシュなものだったり。
それが二次元のイラストであれば、その服装に違和感はなく、普通に可愛いだろう。
しかし、まるでお人形さんのような服装でも、似合うオタクは存在している。
■1%の美人と79%の普通、20%ブスで構成される女オタクたち
その美人は奇抜な服装をすることが多いが、それに負けないだけの顔を持っている。
スタイルもいい。
まるで漫画の中に出てくるような可愛い服を軽々と着こなしてしまう。
年相応に普通の服装をして、年相応に普通のお化粧をして、体格も華奢~普通。
オタクはだいたい言葉を盛って使うので大げさに言われるが、要するに普通なだけである。
別にオタクが美人になったわけじゃない。ここは間違えてはいけない。
この「ブス」は、顔の問題ではない。顔は案外普通だったりもする。
最大の問題は体格のほうにある。
普通に生活していたらたまにしか見ないようなヤバめのデブを、オタクにはよく見かける。
年をとるとふくよかになったりすることもあるが、そういうやつではない。
ふくよかになったタイプの人はゆったりとお肉がついていくので、全体のバランスは案外良い。
なので年相応の服を着れば普通に見える。
だが、10~20代の若いデブのオタク、およびそのまま成長した30代のデブのオタクはかなりやばい。
パッと見でやばい。たぶんこの時点で想像出来ている人もいるだろう。
口に出して言うことはないだろうが。
とはいえ、体格がアレでも自分の体格に合った服を着られるようなセンスを持ち合わせているオタクはそこまで気にならない。
こんなオタクがいた。
自分のファッションセンスに自信を持っているらしく、こういうのが可愛い、こういうのが私に似合う、こういうのがあなたに似合う、とやたらと口出ししていた。
服の趣味はちょっと非現実的でフリフリ系だったり、もう少しアニメに出てきそうな感じの奇抜な美人しか着ることが赦されない系に寄っている部分もあった。
それでも、インターネット上の印象は「サバサバ系のスラッとしたお姉さん」という感じだったのだ。
その人に直接会って、驚いた。
一緒にいた若くてスラッとした普通系の女の子の、3倍はあろうかという体積。
肩幅と同じくらいの腰幅(もちろん肉)
その上半身よりも更にひとまわり膨れあがった尻。
丸太のように立派な太股。
だが色の組み合わせは正直に言って微妙。
正直に言って、びっくりした。
センスのヤバいデブだったということももちろん驚いたけれど、そこではない。
彼女はものすごく偉そうに、自分よりも若くて痩せている子に説教をしていたのだ。
曰く、服の選び方はこうしたほうがいい、だとか。
こういう選び方をしないとダメだよね、だとか。
骨格がどうとか。パーソナルカラーがどうだとか。
それもかなり強い口調で。
「私のセンスを否定するやつはセンスがない」くらいの言い方で。
彼女の中では自分は「サバサバ系でみんなに頼られる綺麗なお姉さん」なのだろう。
ここまで読んでくれた暇人はきっともう気づいているだろう。
しかし、あれだけ偉そうなことを言ってたくせにその体格だったの、という驚きは未だに消化しきれていないのだ。
多少デブでも、美味しそうにご飯を食べているような子は問題ない。
だいたいご飯を美味しそうに食べているデブは因果がはっきりしているし、ご飯を美味しそうに食べている人は良い人が多い。
彼女は「私は有識者だから」みたいな感じで服装やメイクに言及していただけではない。
ジェンダー論者で、「全ての女は男から人権を侵害されている」と定期的に騒ぐ。
いやまあ、その性格でその外見なら嫌な思いをしたこともあるでしょうね。
でもあなたが嫌な思いをしているのは女だからではなくて、あなた固有の性格と体格のせいだと思うよ。
■服装云々言う前に、痩せろ
定期的に話題にはなるが、オタクの場合は服装のセンスが云々の話ではない。
痩せろ。
痩せていれば、よっぽど事故った服装じゃなければ、気にならない。
たとえ身に付けているのがオタクグッズだったとしても、意外と紛れる。
紛れないのもあるけど。
痩せろ。話はそれからだ。