最近、Twitter上の一部では、「表現の自由」や「表現規制」を話題にして争っている人達が少なからず居る。
所謂、フェミニスト・アンチフェミニスト(オタク)等と呼ばれる人達の事だが。
これから書く話は、主に「表現の自由は守らなければならない物だ」と考えているオタク(アンチフェミニスト含む)に向けた話だ。
「表現の自由は守らなければならない物だ」と考えているオタク達を見ていて、私は、とても言いたいが言えない事が有る。
それは、「表現の自由とは守らなければならない物なのか?」という一言だ。
多分これをTwitterで言えば、主にアンチフェミニスト(オタク)から、多数の
「何を言っているんだ?」「守らなければならない物だろ?当たり前だろ?」「そんな事を言うなんて、お前は表現規制派か?」等の
批判リプライが付くだろう。
そういうリプライを付けられる事を恐れて言えない状態、それは、アンチフェミニスト及びオタク達に寄る「同調圧力」という名の表現規制なのではないかと感じてもいるが。
ここから話す話は、匿名…名無しの語る事なので、信じたくない人は信じなくても良い、眉に唾を付けてでも聞いてくれれば良い。
今から20年ほど前の話、当増田(記事)主は、コミックマーケットの先代代表で、2006年に亡くなった米澤嘉博さんと「表現の自由」について話す時間を数分レベルだが、持てた事が有った。
「表現の自由とは、守らなければならない物なのか?」は、その時に、米澤嘉博さんがぽつりと言った一言だ。
勿論「表現の自由」は守らなければならない物である。
だが、今から20年ほど前ぐらいの頃「表現の自由を守らなければならない」と主張していた人の中に
「表現の自由は何よりも優先されなければならない」という思想を持ち、守らなければならないはずの「表現の自由」を、
「自分達が他者を殴るための武器」や「自分達が他者から殴られた時の盾」にする人が現れ始めていた。
そういった状況に関して聞いた際の一言が上記の物だ。
現在「表現の自由は守らなければならない物だ」と主張している人達の中にはそういった人が更に増えていて歯止めが効かなくなっている印象を当増田主は持っている。
だからこそ聞いて欲しい。
かつて、晴海にあった東京国際見本市会場が無くなり、コミックマーケットの会場が東京ビッグサイトに移って来た頃、ビッグサイトの周辺は大きなビル等の少ない空き地の多い土地だった。
そこに少しずつ商業施設等が立ち並ぶ様になった。
コミックマーケットは東京ビッグサイトで開催される催事の中では極端に多くの人が来るイベントだ。
その多くの人の中には夜中から並ぶ徹夜組と言われる人等も居る。
そのため、商業施設が立ち並ぶ様になると、周辺商業施設の中にはコミケが開催される事に不安感や警戒心を持つ人も現れる様になった。
そういう不安感や警戒心を持つ人に米澤嘉博さんは一つ一つ「大丈夫です、そんなに不安に思わないで下さい」と説得して回ったという話だ。
その際、米澤嘉博さんは「敵と友達になる」を心がける様にしていたという。
敵は攻撃したり潰したりしても禍根しか残らない。
かと言って、敵を敵のままにしておく訳にはいかない。
そこで、不安感や警戒心を持っている相手に対し「僕達は、貴方と友達になりたいんです」という姿勢を見せる。
「敵と友達になり、”友達として、自分達の事を、(元は敵だった友達に)理解してもらう”」という形で、周辺地域の理解を広めて来たという話だった。
「表現の自由とは守らなければならない物なのか?」というのは、そういう「敵と友達になる」という気持ちを忘れた、又は知らないオタクが増えて来ている事に対しての一言であり、
「表現の自由は守らなければならない物だ」というのは、米澤嘉博さんは誰よりも良く解っている人だった。
そして、だからこそ「表現の自由を守るために、敵を攻撃するのではなく、敵と友達になりに行くという気持ちを常に大事にして欲しい」と、当時まだ若造だった私は言われた。
今、「表現の自由を守る」という思想の先には「敵は敵」「敵は攻撃するもの」「敵は潰すもの」と考えている人が多数派になっているのは否めないと思う。
「敵は友達になりに行くもの」という気持ちを持っている人は「表現の自由を守る」と言っている人の中に、100人に1人いれば良い方な状況かも知れない。
だからこそ、オタク(アンチフェミニスト)で「表現の自由を守る事が大事」だと考えている人達一人一人に考えて欲しい。
「表現の自由とは、本当に守らなければならない物なのか?」
「表現の自由を守る」という言葉を錦の御旗に「表現の自由」を敵を殴りつける棍棒に、敵の攻撃から身を守るための盾にしてないか?
自分は「(表現の自由を守るために)敵と友達になりに行こう」という気持ちを持つ事ができるのか?
という事を。
とても拙くて読み難い文章になっていると思う。
けれど、この記事を読んで一人一人に考えて頂ければとても嬉しい。
タグ
[表現の自由][表現規制][コミケ][フェミニスト][アンチフェミニスト][オタク][フェミニズム][雑感]
何だか、この記事を読んで「友達になりに行く」ことを「マウントを取りに行く」と曲解しそうなオタクもTwitterをしていると見受けられるのが悲しい。
それ今のミャンマーやアフガンやロシアの人達に対しても言えるの?
「敵と友達になる」を心がけていた米澤代表が生涯友達になれなかったやつがふたりつだけ存在する。それは「人参」と「ピーマン」だ!この二つの野菜だけは米澤代表は死ぬまで口に...
勝手に定義作って、勝手にその定義を守ろうとしている人達と決めつけ、手段を同調圧力にしようとしているって藁人形殴る趣味の人じゃん 「だろうか」で決めつけじゃない!って言う...
「表現の自由守らんくてよくね?」じゃなくて 「「表現の自由」を棍棒に使うな」って話よね
そもそもオタクが敵だと思ってる奴らは 別にコミケ周辺とかアニメ会社の周辺で「この表現は規制しろ」ってデモ起こしてないしな まず「敵」ってのがそもそもの間違い 強いていうな...
どうでもいいけどすごい狭い定義で「表現の自由」と言わないでくれ。 主語デカすぎ。 増田が言ってるのは「男性向け同人誌における表現の自由」の話だろう。コミケの人もそういう文...
むしろ「表現の自由」の名のもとに二次元性愛者に対するヘイトが横行しているように見えるんだよなぁ。 そういう状況では、「表現の自由を守る」というのはむしろ「敵に塩を送る」...
その歪みの責任は「オタク」だけにあるわけではなかろうが、「オタク」に責任がないわけでもないわな。 フォーマット化したら少しでも関わってる奴に責任を感じさせる便利ワー...
なんかこういうのって 自分等で無理筋の規制論展開して反論されたって状況を 自分等は何もしてないのに叩かれてるとか、相手は規制解除のために活動してるみたいな変換かまして 被...
「男女平等は守られなければならない」というこん棒をもって、専業主婦を叩きに行ったり、 「女性の権利は守られなければならない」といって、トランスを叩きに行ったり、 何かを...
本来まもられるべきもの=マジョリティ様の特権 ですね
突然紛れ込んだ「何よりも」、どっからやって来た?
他の自由権と同等には守られるべきものなんじゃないの?
そうそう、これが本当のオタクさんなんだよなぁ フェミも自称オタクも違う藁人形をたててプロレスしたがっているし、それを自分でヒールと正義側用意して興行にした青〇〇論とかで...
元の増田消して再投稿してるけどこれ(https://anond.hatelabo.jp/20220727115746)書いたのが自分ってバレるのそんなに都合悪かったのか あと、どちらの増田が理性的・理論的かと聞かれたら赤...
アルミホイルをどうぞ!