人間は嘘みたいな本当のことが大好きだからさ。ある程度の文章力があれば評価されちゃう。バズっちゃう。
しかも多少話にアラがあっても、一回好意的に読んだ人は無理筋でも擁護してくれちゃうんだよね。
フェイクも混じってるから~とか創作だったとしても文章が良くて引き込まれる~とかさ。
でもそれは本当に文章が良かったから擁護しているわけではなくて、創作だと見抜けなかった自分の無能を認めたくないからなんだよ。教科書に載せても良いくらいお手本どおりの認知的不協和。
だいたい最初から創作として書かれてたら絶対読まないでしょ。ブクマカも同じ文章が創作と断られたうえでなろうに置いてあったら絶対に読まないでしょ。
結局そういうことなんだよね。
あなたの文章が評価されたのはそれが実話だから。実話の割に展開が面白いから。創作が評価されたわけじゃない。
同じような反響を期待してまともな創作を書いても箸にも棒にも引っかからないんだよ。そっちが本物の評価なんだよ。
こんなことやってたらダメだよ。真っ当に評価される場で力を磨かないと、自分のためにならないよ。
こっちもさ。苦労している人には優しい言葉をかけてあげたいな、と思うしさ。