2022-06-13

はるちゃんのにぃに

次男はるちゃんが生まれて1年、5才の長男は変わらず過ごしていた。少なくとも父親の僕にはそう見えた。

しかし、目をパチパチとさせたり、少し落ち着きがない様子が目立つようになったと妻から聞かされた。

保育園先生からは「ママと二人でどこかにいってきたら?」とアドバイスされたそうだ。

そんなこともあったので、ある日、次男だけ保育園に預けて、長男は妻と二人だけで小さな動物園に行くことになった。

僕の職場からも近かったので、お昼ご飯は3人で食べようと約束をした。

レストランで3人で食事をした。長男の上には長女がいることもあり、3人だけで外食をするのは初めてだった。

食事が始まると、最初は楽しそうにしていたが、「はるちゃんミルクちゃんともらってるかな?」「ねぇねは給食を食べたかな?」と言い出した。

「そろそろ迎えに行こうか」と妻が長男に言うと、うれしそうに「わかった」と言った。

数日後、長男は絵を描いていた。家の絵を描いてその中に、僕と、妻と、長女と、そして真ん中に自分。その横に小さく次男を描いた。

ひらがなを覚えて、書きたい盛りの長男は「ぱぱ、まま、ねぇね」とそれぞれの絵の下に書き、「はるちゃんはどうやって書くの?」と聞いた。

紙に書いて教えると、次男の絵の下にはっきりと大きく書いた。

そして、自分の絵の下に「にぃに」と書いた。

兄になったことをこれで自覚したとは思わないし、これから兄弟で争いながら、悩みながら生きていくのだろう。

でもこののことは父親として忘れないように、ここに記す。

  • プリンは4連にすべきだ。 うちは俺、妻、長女(7歳)、次女(4歳)の4人家族だが、 3連プリンを買うといつも上の子が我慢させられる。 不憫で仕方ない。

  • 10年もしたら殺すくらいの勢いで憎み合うんですけどね

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん