2022-06-10

メルカリでモノを売って変わったこ

※はじめに申しておくが、メルカリで横行している転売行為やその他グレー金融的なことを容認しているわけではござらん。純粋に、個人的不要となったモノをフリマして売っているだけぞ。

メルカリでなくとも他のフリマオークションでも同じことだと思う。特にメルカリというプラットフォーム称揚しているわけではない。


自分はどちらかと言えば経済的に恵まれ環境で育った。小遣いはそんなにもらえなかったが、必要ものは言えば買ってもらえたし、一人暮らしをしていたときも度々経済的な援助も受けた。

就職した後も、まあ出社していれば決まった額が銀行に振り込まれる。そもそもかい勘定が大嫌いで、結婚してから家計管理は全部奥さんに任せ、自分適当に小遣いをもらって、もらった分だけ全部自分の好きなことに使ってきた。

小さいときからモノは壊れれば捨てて新しいのを買えば良いと思っていた。捨てる前提でモノを使うので、当然モノの管理は良くなく、なくしたり壊れては買い直すを繰り返していた。


そんな中、ノートパソコンが壊れた。お遊びでメルカリジャンク品として出品した。こんなん買うやつおらんやろと思ったら、数千円で落札された。その瞬間、今まで使用されていなかった脳の部分に快感が走ったような気がした。

初めて直に商売して人様から金をもらった瞬間でもあった。その後度々パーツを売りに出したが、それなりに売れた。代金を全部メルペイに変換した。


そうしていく内に、モノや金への見方が変わっていくのを知った。モノを買うのを慎重になった。そしていつでも売りに出せるように、と大切に管理して使うようになった。

なんでもバンバン捨てていたが、「まだ使えるんじゃないかな、誰かがほしいと思ってないかな」と思うようになった。ガラクタだらけの部屋が、綺麗に片付いていくのようになった。

決済をスマホで行うようになった結果、購買履歴が残るようになり、自分の購買習慣を見直すきっかけともなった。


アメリカの子どもがレモネード売ったり、フリマに出品したりするのを知っていたが、こういう教育効果があるのか、と思った37歳の夏であった。

  • 7・8月「まだ本当の夏はこれからだぞ」 9月「残暑も忘れないでね!」 37歳の夏だった

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