2022-06-01

昨日読んだ非BL漫画と、今日観たすごい映画。(ネタバレあり)

まず、読んだ漫画。次に映画感想をば。

きのう何食べた?』3巻(よしながふみ

概要

 弁護士の筧史朗はゲイで、恋人美容師矢吹賢二と同棲している。これは二人の日常ご飯を描いた物語

増田感想

 これは追い始めると先が長いぞと思い、2巻までKindleで0円キャンペーンの時に買って読んでやめていたのだが、つい魔がさして買ってしまったぁ……。

 ドラマも視聴したんだけど、この作品は本当にドラマの出来が良すぎて、あえて原作を買って読む必要はない気もする。でも漫画漫画で、よしながふみ先生特有えぐみがあって面白いよなぁと思う。

 漫画ではシロさんが仕事担当した事件顛末が大抵ほったらかしで料理シーンに突入してケンジとご飯食べたらはい終わり! ってなりがちなので、物事に白黒はっきり着けないと気が済まないという人はまじドラマだけを観た方がいい。

 3巻は2巻の終盤のシロさんの父親が癌になった話と繋がっているのだけど、ドラマと比べてあまりにもあっさりしていたので驚いた。

 相変わらず現実ビシバシ突き付けてくる内容だった。40代半ばでもう自分自身終活の事を考えろって親に説教されるとかつら。

『犬王』※めちゃめちゃネタバレあり。




あらすじ

 室町時代、京の都の橋の上で、音楽の才能を持った二人の少年出会い、その場で意気投合バンドを結成した。

 彼らは新しい音楽を生み出し、河原フェスを開き大当たりする。そして京の都でスターダムにのしあがり時の人となった。

 ところが彼らは事務所の都合によりバンド解散するという運びになる。実は才能を認められていたのはボーカルの犬王だけで、ギターベースドラムスも火吹き男も社長にとってはどうでもよかったのだ。ギター担当の友有は激しく抵抗したものの、結局犬王から裏切られ、「音楽性の違い」という体でバンド解散となった。

 

 そして600年の時が過ぎた。やっと友有の居場所を探し当てた犬王。彼はやつれ果てた友有に「こんどこそ……ぃぬおぅとともありゎ……ズッ友だょ!」と誓うのだった。


増田感想

 いやほんとこれはすごい。あまりにも凄すぎて、見ている間じゅう心の表面が鏡面のように平らかとなり清みわたった。その時だけは魂のありようが竈門炭治郎に近づいたと思う。

 ところが、映画館を出た途端に鏡面の下から沢山の思いが溢れて来た。どうしよう、涙と腹の捩れが止まらない……過呼吸になりそう……。

 ラストの犬王と友有が永遠友情で結ばれたところはちょっと強引かなと思ったけれども、そんな事はどうでもいいくらい、すごく素晴らしい映画でした。なので皆さんも是非観てくださいね、きっとハッピー気持ちになれると思います👍️

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