ある言葉を知った途端、急にその言葉を見かけることが多くなったように感じる錯覚のこと。
選択的注意(重要な情報に注目してそれ以外に注意が向かない)と確証バイアス(自分の考えを支持する証拠に注目して反証を無視する)の組み合わせと考えられる。
つまり実際には「それまでは知らない言葉だから気にならなかった」「知ったことで無意識にその言葉を探すようになった」ということでしかない。
この言葉は「ドイツ赤軍(バーダー・マインホフ・グルッペ)のことを知ったあと偶然にも別の情報源から同じ情報を聞いた」という新聞への投書に由来する。
より一般的な形として「頻度錯誤」とも言う。
日本ではほとんど同じ意味の「カラーバス効果」という造語も広まっている。
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