2022-05-26

4月23日午後1時すぎ、カズ・ワンと無線交信した同業他社従業員が「浸水してエンジンが止まっている。前の方が沈んでいる」とのSOSを聞いていた。

田川氏は「暗礁岩礁に衝突して船体に穴が開き浸水したのか。それともエンジンが停止したこと航行不能となり、風や波に翻弄されて岩礁に衝突したのか推定できる」と指摘する。

海底では無人潜水機の水中カメラ潜水士による調査が進められてきたが、船底やエンジンまでは調べられなかった。海難事故に詳しい近藤慶(けい)弁護士は「目撃者などの証言がないため、事故原因を究明する上で船体の検証特に重要意味を持つ」と話す。

カズ・ワンは昨年5月、浮遊物に衝突し、同6月にも浅瀬に乗り上げる座礁事故を起こした。船体に生じた亀裂の修理が不十分で、浸水した可能性も考えられる。

海保警備救難監東京湾海難防止協会理事長の向田(むかいだ)昌幸氏は「修理後も安全航行できる性能・機能問題を抱えていた可能性も視野に入れ、船体の亀裂や破口だけでなく、機関室の配管系統や推進軸など、浸水に結びつく船内の異常についてもきめ細かく調査が行われるはずだ」と語る。

今回、一連の引き揚げ作業中に1度、船体が落下し、事故当時の状態を完全に保ったまま引き揚げることができなかった。向田氏は「海底に2度接触していることから浸水沈没の原因を見極められるかどうかが焦点になる」と指摘。近藤氏は「事故当時の傷と今回の落下でできた傷の識別ができるのであれば、船体の引き揚げによって情報量が一気に増えることが期待される」との見方を示す。

海底への落下による大きな損傷はないとみられ、「事故当時の傷か、海底に落ちた際にできた傷かどうかは、鑑定で識別できる」(海保関係者)という。

https://www.sankei.com/article/20220526-DAKZWZ6BF5M3HKK7TSASBK6S3A/

もし立件できなかったら日本司法失望する人が何百万人もいるだろうな

正義とはその程度のものかと

我々はただ被害者家族に合掌するのみ

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