2022-05-08

桶狭間のあと信長今川家方向へと進出したらどうなったのか?

まず東の今川領に進もうとした場合に一番はじめにぶつかるのは三河松平家勢力範囲になる。

これは意外に感じるかもしれないが尾張から東に領土拡張する場合史実のように松平家同盟を結んでから遠江へと進出するというのはおかしな話だ。

そんなことをしたら飛び地になるし何より海の物とも山の物ともつかぬ松平家の新たなる当主家康を信頼して三河を素通りして遠江侵略したところで後ろから攻撃される可能性が極めて高い。

から今川領へと侵攻する場合にはまず三河勢力とぶつかることとなる。

その場合、当然松平家今川からの自立を自重して今川傘下として収まる代わりに今川の後詰を得る形となる。

まり今川家が史実ほどには崩壊しないことになるのではないか

今川家が桶狭間のあとに凋落していく原因の一つに三河勢力の離反と攻撃がある。

そのことで武田徳川勢力からの同時進行に苦しめられたのだ。

しかし、三河勢力が離反しなかった場合には比較的安定した勢力を保っていた可能性が高い。

と、すると信長的には全然おいしくないのだ。

さらにその状況でもあえて今川領に進出した場合には三河勢力美濃斎藤家と同盟を結んで織田家挟み撃ちにする可能性が高い。

こうなると北と東とに敵を抱えて美濃三河を手に入れるどころか逆に尾張を維持することだけに汲々としたことであろう。

これでは桶狭間以前より状況が悪くなる。

このように考えると「天下布武」などという大きな構想を考えること以前に東に同盟勢力をつくるというのは理にかなっていることであり同じ同盟を組むのなら三河選択するのはあたりまえでh

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