2022-04-12

anond:20210907154821

種牡馬入り後

時は2002年、あのサンデーサイレンス逝去の頃。サンデーサイレンス血統があふれかえっている日本では、それを持たない血統種牡馬の導入が急務となっていた。

また、非サンデーサイレンス系として注目されていたエルコンドルパサーエンドスウィープが相次いで亡くなり、その代わりも探さなければならなくなっていた。

一方そのころ、ウォーエンブレム馬主だったサルマン殿下が死亡し、管財人によってセリにかけられていた。

そんな訳で直系こそミスタープロスペクター系であったが後は異系の塊の(サンデーサイレンスもそうだったけど)であったウォーエンブレム社台ファームに見込まれ、21億円もの大金で輸入された(サンデーサイレンスは16億5000万円)。

で、さあ種付けとなった訳だが、これがやってくれない。(サラブレッド人工授精など人為的方法による受精は認められておらず、自然交配でなければサラブレッドとして認められない。)

1年目から種付けを拒み続け、交配したのはたったの7頭。商業ベースでの種付けは無理だと判断され、シンジケートも初年度で解散してしまった。

しかも、興味を持った相手が「栗毛で小柄な牝馬」ばかりだったもんだから、すっかりロリコンキャラが定着してしまう事に。

さらに、種付け出来たらその産駒はよく走るため、おいそれと手放すわけにもいかず、完全に生殖不能という訳でもないので保険金も満額おりないという、かなりビミョーな立場になってしまった。(ウォーエンブレムには大手保険会社4社の保険が掛けられていた。シンジケート解散という結果になり保険会社3社が合意して約16億円の保険金が支払われたが、残りの1社は種付けそのもの成功しているとして保険金の支払いを拒否している。)

2年目となる2004年には、シンジケート解散後も引き続き社台スタリオンステーション種牡馬続行に向けた取り組みが行われた。転地療養として釧路に移し、彼好みの牝馬欲情させて別馬にすり替えるという「逆当て馬」とでも言うべき方法で50頭近く確保したが、その事がばれてすぐさま種付け拒否モード突入。3年目は種付け頭数9頭になってしまう。

6年目となる2008年ペンシルベニア大学のマクダネル博士による治療を受け、1日1頭ペースで種付けができるまで回復

その年は39頭、翌年に43頭を確保したがそこまでで、また翌年は5頭になってしまった。

それ以降、陣営はこれ以上は難しいとしてウォーエンブレム種牡馬引退故郷アメリカでの功労馬入りを決定した。 https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A0

記事への反応 -
  • イチロー、秋山幸二、松坂大輔も拘束して、 有望なアスリート女性を毎日あてがって種付けを強要させて、年間200人ずつくらい彼らの子供を産ませるとしたら すごいスポーツ選手は増え...

    • 種牡馬入り後 時は2002年、あのサンデーサイレンス逝去の頃。サンデーサイレンスの血統があふれかえっている日本では、それを持たない血統の種牡馬の導入が急務となっていた。 また...

    • 増田巨人(セリーグ)が嫌いなんか?

      • 巨人? 名選手といえば王くらいやろうけどさすがに年がなあ

    • それ競走馬で似たことやってるが、結果をご存じでない?

    • スポーツは男女混合にしたら職場結婚が増えるんじゃないかな。 プロ野球とかサッカーとか、男女半々にするルールで。

    • 健康や知能に優れた遺伝情報は、精子の持ち主の健康状態や有酸素運動量に左右される。 よって拘束し性交を強要された場合、ストレスや運動不足、疲労度などの影響で、通常よりも劣...

    • その政策を行って仮にうまく行ったとしても、日本政府が自由主義国を標榜できなくなっちゃう弊害が出てくるんじゃ…

    • 旧優生保護法における強制不妊手術:未だなされない被害者救済 ttps://www.nippon.com/ja/currents/d00421/ 障碍者の断種政策を国策でやるってことは、つまりは優秀な遺伝子は日本の国益のために...

    • 回帰直線… まあ確率的にはそれでもやはり一般よりフィジカルエリートな子どもができるんだろうな

    • その話題は3カ月前にも見た→https://anond.hatelabo.jp/20220128005957

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん