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目出度く「ゴルディアン・ノット」作戦こと21世紀型ABCD包囲網の打破を目指すロシアン真珠湾の概要が公表されたので訳す。なお註釈のうち文中のものはすべて英訳者により、数字のものは註釈ではない和訳者のたわごとである。例により和訳者は頭の悪いのと精神病質者が大嫌いだがまあ共産趣味者とかインテリゲンツィヤとかアリストクラットが労働者を"対象"と捉えるのは今に始まったことではないから特に後ろめたく考えてはいない。

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第三次世界大戦は始まったようだ; 同僚たちはシャンパンの封を切っている[1] - イラン・米国間の戦争は核合意を阻害しロシア産原油のイラン産原油による置き換え余地を封じる。ホルムズ海峡の避けられぬ封鎖は原油価格をうなぎ上りにする。筆者は[ロシア・イラン間の]一般的には理解不能な合意がある可能性すら信じているが、裏付けるいっさいの事実は持ち合わせていない。

今日はただわれわれ[組織としてのFSBにとって、#WindofChange個別ではなく]の目から見て差し迫ったロシアの"出口"と、クレムリンの"廷臣"について伝えようと思う。(帝政における皇宮について言っている)

これは(実際の摘要の)"複写"ではないがきわめて正確な再話であり、いかように扱ってもかまわず、内容を伏せずに全文を転載してもよい。

この作業はまだ取り掛かったばかりであるので現在はまだ輪郭があるのみで、最終的な報告書は分量があり、詳細で、より堅固になる。今はイラン-米国紛争にかかりきりであるので、筆者はのちより自身の(この新計画に対する)意見をくわえる予定である。『ゴルディアスの結び目』は深く修正・適合される(イランが在イラク米軍基地へミサイルを発射しているため)。

『ゴルディアスの結び目』作戦

• 第一段階: 最もあり得るのは、コナシェンコフ(少将、ロシア国防省主任広報官)が会見において正式にヨーロッパと"集合的西側"はウクライナ紛争への武器供与や傭兵派遣による介入、および同時に経済平面におけるロシアへの攻撃(制裁)をしたことによりロシアに宣戦布告をしたと宣言することである。これに関しては戦争とは戦場における軍事活動にとどまるものではなく、対抗側に直接被害を生ずることをねらった種々の挑戦的行動が含まれるものであるという詳細な教授がなされるであろう。西側の行動が実質的世界大戦を解き放ったと。この戦争はいまだ"高温段階"に遷移しておらずその理由はひとえにプーチン、最高指揮官が、そのような指示を下していないからだと。ともかく、コナシェンコフは第三次世界大戦の開戦を宣言するであろう。

• 第二段階: (西側の)反応の分析 - 1-2日間。 V.に.か.ん.し.て.永.遠.の.謎.が.あ.る.─.か.な.す.こ.や.の.帽.で.あ.る.。.ロ.ー.ル.と.声.の.権.威.的.圧.が.整.合.し.な.い.。

• 第三段階: プーチンが演説を行う。この長い講義において彼は現代世界は以前とは異なっており、戦争とはサイバー攻撃、生物学的攻撃の準備、直接攻撃、テロリスト・破壊工作員の訓練、経済に破滅的な制裁の執行を含むと宣言するであろう。彼は[主張する限り]戦争を望まないが、西側はすでに(ロシアに対して)始めている。結果として、(ロシアの)反応は対照的である必要をみとめずいかなる敵対行動に対しても軍事的対面におけるいかなる方法をもっても反応することができる。"われはウクライナに関して警告を行った─誰も聞き入れなかった"(プーチンの要旨)。ロシアはその言(恐喝)が空疎でないことをすでに示した。プーチンは西側がすでにおこなったことについて条件交渉(救済)の用意があるが、ただし制裁が24時間以内に解除され、ウクライナへの全ての支援が停止し、NATOが拡大せぬことを保証することが条件であることを宣言するであろう。(引き続きプーチンの演説)さもなくば、ロシアは戦争を受諾し取り得るすべての手段で対応することを余儀なくされるであろう。[2][3]

• 第四段階: 激しい交渉が行われる(ロシアと西側間において) ─ はじめの数時間はどういうわけかプーチンとは連絡が取れない(西側と)。他の国家元首はプーチンの側近と諸問題を検討することに同意する ─ "もしくは何もなし"。プーチンの示威的な秘密電話会談がロシアが賭け金を置く国家の指導者との間でもたれる: セルビア、ハンガリー、中国、アラブ世界、アフリカ諸国とアジア諸国[4]。この挑戦に対する西側の応答体制を分析し、政治的影響分子が起動される。かれらは"即時にロシアの要求に限ってを充足し、世界を新たな戦争に引き込むことは避けようではないか"と呼びかける ─ ここにおいて仕事は"この戦争は西側によって引き起こされたが、ロシアは対応せざるを得なかった"という含意を速やかに広めることである。

• 第五段階: つづく24時間の状況の分析に基づき、以下の選択肢が取り得る:

• 1) 西側は瞬きし局地的に譲歩する用意を持つ。この状況では以下の立場が示される: われわれは聞き入れられ、前向きな兆候がみられわれわれはこれを最終的決断を繰り延べる理由たる要素ととらえるべきである。"(西側に対し軍事作戦を開始するかどうか) プーチンは交渉手続きのため数日の時間を取り、そののち"決断を下す。" この展開においては西側は拒絶から受容までの段階を踏む時間を与えられる ─ 現実的に残るのは最大限の譲歩を抽出することであり(西側から)、それが最も大きなものになる。最大限の目標は全球的性質をもつ新たな国際的条約を調印することになる(完全なるロシアの宥和)

• 2) 西側は従わないが、公に戦争を望まない。この展開では"軍事目標"が明らかに定まる: ポーランドとバルト諸国である。加えて、これらの国家においてこれらの目標付近を離れる旨の民間人への告知を伴う"限定目標"の識別が可能である。その後直ちに、極度重点的形式の交渉が開始し、中核的目標として西側にあらゆるウクライナ支援の拒絶と可能ならば西側による"ウクライナの和平調伏"の強制をとる。戦略航空[5]および核三和音は動員され、これらの国家上空に飛行禁止区域が設定されうる(ロシアによって)。成功の確率(西側から望みの妥協を引き出す)はかなり現実的と考えられる(事態がここに至れば)。そうでない場合、局地的誘導弾攻撃(ポーランドとバルト諸国に対する)はほとんど不可避となる。

• 3) 西側は従わず、戦争による対応への対応能力を示す。この状況は極めて考えにくいと考えられる[6]。この事例においてはサイバー攻撃が西側諸国の主要社会基盤に対して実行される。ロシアは直接の犯行声明を行なわず、能動的に(核)三和音の実力の"移動"を継続する。この事象の展開において、西側諸国が軍事的手段を用いて応答する危険は極小と評価され、それによりロシアには間接戦争を実行し全面的経済崩壊の危機という西側の承服し得ない条件を作り出す余地が与えられる。そののち、交渉が不可避となり上の状況 #2に帰結する。そして ─

• 4) 明確な協調した信号が(西側から)訪れない場合、これは考えにくいが許容されると思料されるが、挙動(ロシアの)は状況 #2と類似する(同じく)。某.な.ち.ゃ.ん.寝.る.は.よ.い.の.だ.た.だ.の.イ.ン.タ.ー.ネ.ッ.ト.だ.か.ら.。.お.か.げ.ん.は.M.D.,I.r.l.だ.ろ.う.。.女.の.趣.味.も.幼.児.退.行.の.仕.方.も.い.か.に.も.だ.。

• 5) 最終通牒の後に割り当てられた(プーチンにより)時間内における西側陣営の根源的崩壊。"集団安全保障"の拒絶: 複数国家のNATOからの撤退(および可能性的に欧州連合より)、それぞれ個別のロシアに対して敵対的行動をとらず見込まれる戦争に加担しないというロシアに対する申し出を含むもの。そののちすべては状況 #1に立ち戻り、ただしロシアの立場上の実力(交渉における)はSSSR[7]のそれと比較可能になる。統合された構造としてのNATOは存在を終える。

• 6) 西側陣営の根源的崩壊、ただし他の国家の中道的立場からの一定数の国家[ポーランドとバルト諸国]の明確な分離を含むもの。(ここにおいて、#WindofChangeはNATOがロシアを宥めようとするもののポーランドとバルト諸国が警戒を解くことを拒む状況を意味する) この状況においては西側諸国の"親ロシア翼"がこれら国家(ポーランド・バルト諸国)に対し"われわれの政府を他人の戦争に引き込むようなことをするな"と要求するとともに紛争を煽っていると非難するであろう。この状況におけるロシアの目標は西側諸国に対し穏健な立場から最大限の圧力を加え、"攻撃側(ポーランド・バルト諸国)が無責任な行動を取らないようにしてくれ"と要求することである。この状況においては、3から7日のうちに、穏健な立場をとる西側国家は急進的に非融和的国家(ポーランド・バルト諸国)に対する局地的攻撃を受容する用意ができており、そののち誘導弾攻撃[軍事目標に対する]がそれらに(ポーランド・バルト諸国)に決行される。直接の歩兵進出は許容可能とされるが想定しにくい。

• 上の(6つの)すべての状況において、左記の仮定は極めて確度が高いと分析される:

• アラブ諸国、イラン、中国、一部アフリカ諸国、そして[おそらく]インドとブラジルは"相互敵対"への一般的非難をもって中立の立場を取る;

• 一部欧州国家は軍事的対立を支持しないことが保証される: イタリア[8]、ハンガリー、セルビア、もしかするとフランス;

• 西側国家の内部でロシアを支持し"防衛側"と認識付ける強力な運動が発動される。ロシアを支持するとは限らないが政府の好戦的決断を不可能ならしめる環境を作る多数の反戦争運動が生じる;

• 世界的核戦争は生じない;

• ウクライナ問題は最終性を持って解決される ─ 西側によって[9]。

註釈

• 1: シャンパンはフランス製のぶどう酒の一で、産地や製法など一定の基準を満たすもののみがこの名を認められる。認められないものはスパークリングワインと称され、名称のほかに必ずしも違いはない。いつもいつも祝い事のように振って爆発させるのはもったいないもので、栓を固縛する金属線をゆるめて取り去り、栓が飛ばないよう押さえながらゆっくりと開封するとよい。専用のシャンパングラスという細い器があり、ものにより視覚的に泡を演出するため意図的に傷がつけられる。一般のぶどう酒用には香りを引き出すために大きく作られた回転対称のなし型をした大きな透明の器が用いられる印象があるが、過飾を省いたまったく現在の形が獲得されたのは二十世紀のことであり、がんばってもここ2-3世紀のはやりである。欧州においては飲み水の確保の困難からぶどう酒には嗜好品を越えた一般の飲料としての役割があり、かつてはもっと無骨なジョッキ様のものやあるいは様々に彩った小さな器で飲まれていたと伝わる。中世欧州に異形の伝説が多い理由の一つとしてこれら酒精濃度の低い酒を日中から遠慮なく飲み酔っぱらっていた農民が多かったという説がある。
• 2: 「経済に甚大な被害を与える制裁は間違っている、ただちに中止すべきである」という主張は日本語圏においても俄かな盛り上がりを認める。いったいどこで触れ回られているのかは知らないがいまや暗唱している者がどんな程度のものかは明らかであると思う。
• 3: 訳者も今般の紛争開始以来知ったのだが、ロシアは 0) 自己の主張を暴力で押し通せないものは主権国家ではない 1) ウクライナを独立国家とは認めないし、だいいち「昔」から「ずっと」、「ロシア」と不可分の領土である 3) 西側諸国は宣伝戦や陰謀によって西側以外の主権を侵害している、といった認識によって動いているという認識が、少なくとも一部のロシア専門家の中にはあるといわれ、多少なり現実と整合する。例えば、ウクライナは国家ではないという(気のちがった)立場に立てば、ロシア軍が「ウクライナ軍」などという架空の組織と戦闘することは不可能であり、現実に起きていることが何であれ、それは戦争ではなく「何だかよく分からないが…軍事作戦ではあろう」ということになるし、「ロシアのウクライナ侵攻は正しい」という主張すらも、「戦争」という理解を通じてウクライナの存在を主張する、「異なった立場」の発言であるということになる。これは暴虐なる独裁者プーチンが老衰によって発狂したのみではなく、このような銀河鉄道999のごとくしっかりと鉄路をとらえて走行する認識がロシア連邦内部に根深く存在し、それが時代を経てより強く発露していると見るべきであるようだ。
• 4: 露助はこういう時に世界認識の雑さを呈するからいかんのだ。セルビアが電話を受けてどう思う。中国が後回しにされてどう動く。何が「アラブ世界」だ。「アジア諸国」だ。舐め腐っておる。お前たちは所詮がインド(中央)と中国(東)を「アジア」なる集団に分類する欧州人の同族だ。また日本海で実地指導を受けたいのか。
• 5: 木亥(もくがい)。ロシア人もあれで案外ヘロシマを地名で理解していることが多いらしい。
• 6: 何を言っているんだこいつらは? 対米宣戦布告は今般ウクライナ紛争にお前たちが投入した資機材の正しい使い方のロシア連邦領土内における無料的実演と、お前たちが翻案した民主主義の正しい実装への修正だぞ? NATO崩壊? 旧東側国家の寝返り? 朝晩とマウスウォッシュの代わりにウォッカで口をゆすいでいるのか? 食卓に置いてあるその瓶には水の代わりに爆撃機の電子機器冷却液でも詰めてあるのか? お前たちの真実は《東スポ》の見出し並みか?
• 7: Sobieto Shakai Shugi Renpou. CCCP(Commune of Cuavietic Ceaucialism Phederation)とも。
• 8: われわれも"次はイタ公抜きでやろうぜ"と折に触れ囁き続けた甲斐があったというものである。
• 9: "The Ukraine question will be resolved with finality – by the West." これはまさにオーストリア出身でドイツ首相も務めた退役陸軍人ブルーノ・ガンツらの広く用いた"Final Solution to the Jewish Question(Endlösung der Judenfrage)"という表現そのもの、の多重翻訳である。
• A: scenario, situation, case, objective等の単語は適当に訳している。戦術と戦略のちがいのような厳密な使い分けについては原文を参照いただきたい。

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