漫画を例に挙げる。
「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「東京卍リベンジャーズ」など、最近は特定の作品が異常な人気を博している。
流行になると様々な場所で名前を聞くようになり、様々な感想や意見などが飛び交うのだが、その中で私がとても気に食わない言い回しがある。
漫画以外に対しても聞く言葉だが、これらのような、あまりにも曖昧で抽象的でそれ単体では何の意味もなさない表現だけを並べて、あたかも真っ当な批判ができてるつもりであろう人間を目にする機会が増えた。
こういうことを言う奴らに、センスとは?中身とは?薄さを判断する基準とは?など質問しても、まともな返答が返ってくることはない。
なぜならこれらの言葉は全て、「私は嫌いです」の一言に置き換えることができるから。
これを言っている本人がセンスも中身(とは?)の有無も薄さ(とは?)の判断もついてない。基準なんて知らない。何も説明できない。そもそもこの世に、漫画におけるセンスとは何かを、明確な根拠をもとに画一的な言葉で説明できる人がいるのか?おそらくいないだろう。
少し突っつくだけですぐに崩壊する根拠も理屈もない、それこそ中身ペラッペラの戯言なのだ。なのになぜこのような言い回しを頻繁に目にするのか?
「何となくセンスとか薄いとか言っとけば、あたかもその作品やコンテンツ全般の性質や特性について理解した上で嫌ってるように振る舞える気がするから」
さしずめこんなところだろう。
ガワだけ取り繕った言葉で一丁前にマウントは取ろうとする魂胆。とにかく気持ち悪い。
嫌いなら嫌いでそれでいい。だからはっきり素直に正直に「感性に合わないから嫌いだ」と言え。
センスとはよく分からんものだ センサーが多い センシティブ慣れしている 気づける 手がかり持ち 言葉に出来る 経験豊富 質量ともに高い水準の浴びを裏付けそうな言動 そ...