日が沈み辺りが暗く、部屋の電気を付けようとする頃、なんとなくテレビをつけた。
小学生ぐらいの頃だろうか。
学校帰りまたは友達と遊び帰る時間も、今と同じような時間帯で、その時も同じようにニュースをやっていた。
疲れが少しありつつも、どこか寂しくなるような時間帯。
学校があった日ならば、学校が終わり、ランドセルをおいて、ゆっくりする。
何かしらのお菓子を母親が買ってきているため、適当に手に取り食べることが多かった。
宿題があるが、それはひとまず置いておき、学校生活と切り離された感覚を楽しんだ。
友達と遊んでいた時は、もう帰らなければいけないとなり寂しくなる。
一度、暗くなり始めるとすぐに真っ暗になるのが印象に残っている。
当時の感覚に戻ったような感じがして、懐かしく感じた。