「てれこ」とは、「互い違い、食い違い、入れ違い、あべこべ」という意味の関西弁です。「なんや、てれこな話しやなぁ」と言えば、「話があべこべだ」という意味になります。
元々は、歌舞伎の世界で「二つの異なる筋を一つの脚本にまとめ、一幕おきに交互に展開すること」を「てれこ」と言っていたもので、これが転じて、今では「互い違い」などの意味でさまざまなシーンで使われるようになったようです。
語源を調べてみると、「手を加える」という意味の「手入れ」に接尾語の「こ」がくっついた「手入れこ」が、しだいに「てれこ」に変化していったという説と、「人の手を入れ(てれ)て、交互(こ)にする」の略語という二つの説があることが分かりました。後者は、かなり略されていますね。
■「テレコ」の使い方と例文
歌舞伎の世界では平仮名の「てれこ」ですが、それ以外ではカタカナ表記(テレコ)が一般的です。ここからは「てれこ」の使い方を紹介。関西弁による日常会話やビジネスシーンでの会話のほか、各業界での使い方をみていきましょう。
■関西弁
■ビジネスシーン
「その請求書はA社宛です。B社のとテレコになっていませんか?」
その請求書はA社宛です。B社のと入れ違いになっていませんか?
「テレコ」は、主に関西圏で使われる言葉ですので、それ以外の地域では、聞いたことがないという人も多いかもしれませんね。関西で仕事をするときは、耳にするかもしれませんので、覚えておくと良いでしょう。
「入れ子」「テレコ」の違いがいまいちわからん
■「てれこ」の意味 「てれこ」とは、「互い違い、食い違い、入れ違い、あべこべ」という意味の関西弁です。「なんや、てれこな話しやなぁ」と言えば、「話があべこべだ」という意...