日本の企業はグローバルな高度人材を高い賃金で採用するという世界標準の人材獲得競争をほとんど行わず、国内の20代前半の大卒予定者を低賃金で雇用することに固執する。その上で「なぜ大学は使えない若者ばかり生産するのか」という愚痴ばかり。
日本の求職者は、就職活動に当たって賃金や待遇を交渉しない。日本のメンバーシップ雇用では、交渉することは「面倒くさいやつ」と思われて、就職に不利だとみなされるからである。労働組合も企業別組合なので、その力はきわめて弱い。
この20年急拡大して社会に深く根を張っているコンビニ、ファミレスなどの日本のフランチャイズチェーンは、画一的なサービスと低価格を売りに、非正規のパート主婦や学生アルバイトを活用することで成功した。パート主婦や学生アルバイトは、夫や親の収入や資産に依存しているので、そもそも高い賃金を求めない。
日本にいない人からしたらすごい非合理的なシステムをなんで維持してるのか全くわからんよな なんでって聞いてもなんとなくそうだからみたいな答えしか返ってこない