2022-01-11

増田ノベルゲームサークル主逃亡」No.1

1月11日

今日オンライン定例会議は夜9時から。突然の仕事で遅くなって今は10時。これまでは2時間位掛かるのが普通だったから、もう議題の半分位は終わっているだろう。

しかし、帰宅してPCを立ち上げると、既に会議は終わっていた。

そしてスマホには忍(しのぶ)からSMSが届いていた。

「もう、やめたい。もう、あの会議には出たくない」。

     *

忍は同人サークルを立ち上げたばかりで、今日同人誌執筆したメンバー達と打ち合わせをする事になっていた。

私、薫(かおる)も同人サークル運営している。サークルと言ってもメンバーは一人だ。

フォトショップ持ってるよね? 印刷所に入稿する原稿を作れるのは薫さんだけなんだから! お願い!」

本当は自分自身コミケ合わせで作りたい作品があって、スケジュールギリギリ

でも、何もかも初めての忍のこんなお願いに、私も重い腰を上げて手伝う事になったのだ。

冬コミって今から申し込めば大丈夫?」と忍。「締切りはもう過ぎたよ。でも売り子を手伝ってくれるなら、うちのサークルスペースに作品を置いてもいいよ。もし当選したらね」。

忍をはじめメンバー達みんなも生き生きとして原稿作成し、薄い本の実物の姿がだんだん見えてくるにつれて、熱狂は最高潮に達した。

そして「マイナージャンルなので、献本分を除き十冊程度売れればいいでしょう」と、その何倍かコミケに持って行ったら、二時間完売してしまったのだ。

     *

しかしそんな忍が、同人サークルをやめたい、オンライン定例会議にも出たくないと突然言い出したのだ。

これは本当にきりの悪いタイミングだった。

「あの完売した本、私も欲しかったんだけど、再版はあるの?」と何人かに聞かれていて、「今検討中です」と答えていた。

忍も「通販と、1月文学フリマ京都夏コミで薫さんのサークルスペースに出す予定です」と答えていた。私からはまだちゃんと「いいよ」とは言ってないのに、ちゃっかりしてるなあ、でもまあいいか、と思った。

何があったのだろう――私はオンライン定例会議のログ確認すると、SMSでこう返事した。

【一緒に逃げよう】

【もう少しがんばってみようよ】

記事への反応 -
  • ※本文は後で修正します 【最初に戻る】 増田でノベルゲーム作るよ 【進む】

  • 【最初に戻る】 「一緒に逃げよう」。私は忍にそう返事すると、SNSで忍以外の同人サークルのメンバーをみんなブロックした。忍も同じだった。 それからしばらくが大変だった。 「ど...

  • うーん。 濃いめのオタの集う漫研(というかげんしけん)でしかも高校とかかな? 今の時代フォトショじゃなくてもiPadで入稿原稿つくれるし成人一人サークルが主体だし… 昭和漫研男...

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