2022-01-11

東京住宅価格について思うこと

東京都では平均年収596万円に対し、マンション平均価格は7989万円と13.4倍に上ります

このニュースに限らないが、東京住宅価格は上がっている。過去20年くらいのグラフを調べればずっと上がっている。

主な要因は

  1. 長い間の低金利
  2. 共働きによる世帯収入の増加
  3. 不動産投資の増加
  4. 建築業界の人口
  5. 輸入材料価格上昇

と言われる。


個人的邪推していることを書かせてもらう。

  1. 人口減による分の住宅ローン総額減少を補填しようとしているのではないか住宅ローン会社側の都合に、高く売りたい不動産業界の都合が合わさったのではないか
  2. 買う人が居るから価格を上げるのは市場原理として当然というが、他の消費財と違い、収入を見て価格を決めることができる特殊性がある。
  3. 国の住宅ローンに対する補助金を前提に、不動産価格を決めてないか?(住宅ローン以外の名目補助金でもいい。子育て世帯への補助金とか)
  4. ダブルインカム世帯収入が増えたか住宅価格が上がったのではなく、逆ではないか。どちらかというとダブルインカム前提で価格を決めているのではないか
  5. 「物が売れなくなった」というのは住宅ローン返済の負担からではないか。そのくせ居住面積は小さく、物はおけない。
  6. 長期的には少子化になれば、住宅ローン会社不動産も困るが、短期的には、生まれから働き始めるまで時間差があり、住宅ローン返済への負担増で少子化が進もうが関係ない。(少子化からって政府批判こそされ、金融不動産業界は批判されない)
  7. 少子化でも世帯数が増えたというデータ業界にとって魅力的。
  8. 売れない分を、価格補填しているのではないか
  9. 本業で儲からない分を、不動産業で埋め合わせする所が多く、潰せないし、上がり続けるという予測を守らないといけない。
  10. アメリカだと新築不具合が多く、メンテをすることで中古市場価格は上がるが、日本は鍵を渡したら1000万単位で下がる。逆に言えば1000万新築は上乗せできる。



「35年ローン組んでも、補助金投資に回して早期返済する」とか、

価格上昇する所を渡り歩いていけばよく、波に乗れないやつが悪い」とか、

うまく世渡りしている事例はあるだろうが、世の中そういうやつばかりじゃない。

借金しすぎという話もこの間話題になっていたが、審査機関があり、そこがプロなんだから、無理を通してないのだったら審査で落とすべきだろう。


一般的工業製品だと、大量生産できるよう工場を建て効率化して生産性を上げれば価格は下落するが、不動産はそうではない。

もちろん現場での施工が入るという特殊性はあるが、下落するどころか上昇しすぎだろう。

上物ではなく土地価格だという意見もあるだろうが、それにしてもだ。


日本競争力の減少が、住宅に起因しているような気がしてならない。

住宅が狭すぎ物が置けない、住宅ローンが高すぎる、ローンを早く返済しないといけないので消費している場合ではない。景気低迷。

共働きでないとローンが返せない。少子化

政府補助金だそうにも住宅周りに全部吸い取られる。(補助金名目が直接的に住宅ローンでなくても間接的に)

景気も良くならない。

  • これはありそう。 広い家を安く供給したら消費が増えそうだな。 車も売れるだろうね 「物が売れなくなった」というのは住宅ローン返済の負担増からではないか。そのくせ居住面積...

    • それが全てとはいえないけど、駐車場が高いってのは車売れない理由の一つだよな

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん