2021-12-21

現代文学はいつまで残るのか?

平安時代王朝文学には写本を頼りにしながら現代まで生きながらえている作品があるように、現代出版されている書物はどの程度(例えば1000年後)のちまで読まれるのだろうか? 例えばあまり知られていない小説家の本が1000年後どこかに残っているかどうかは疑わしい。手書きで写本を作っていた平安時代より印刷部数は遥かに多いものの、捨てられたり紛失されたりする可能性は大きいわけで、印刷された本が全て失われることもあるだろう。電子書籍データも100年だって残るか疑わしい。著名な作家の本は1000年後でも読まれていそうな気がする。印刷部数が桁違いに多いし、翻訳もされていれば何らかの情報が1000年後も残っている可能性が高い。日本語に限らず1000年経てば文法も変わるだろうが、現代の我々が古典を読むように、多少訓練は必要であるにせよ全く解読不能ということもないだろう。

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