2021-12-16

ネットが全て有料だと、また変わっていたのだろうか

「他の誰かの為になれば」というので、無料で公開して誰かが使うという、キラキラした思想に多くの人が希望を持った。

だが、実際はそれほど長く持たなかったのではないだろうか。

オープンソース開発に関しては、企業で使われるような大規模な物だと寄付で回らない。

専任開発者を雇う必要があり、その人件費がかさむ。

オープンソースクラウドで使えるようにしただけで利益を生んでいるのに、オープンソース開発者お金が回ってこない。

オープンソース開発者の心情も理解できるし、企業側のそれだったら営利プラン作れってのも理解できる。

公開しておけば世界中の誰かが直してくれる、という都合の良いことは結局長続きしなかった。


ゲーム関係アセットなどは転売対象となった。

無料で公開しているのを、別の言語圏で有料で販売されるというのも普通になった。

こちらは有料にしていても、勝手転売されるのだろう。


一番はニュース関係だろう。

無料ニュースは読めるが、その代わりに広告で溢れた。

広告モデルネット以前からもあったが、より複雑になった。

雑誌だと売れるためには、本体部分が良くないと売れないので、そこに注力してればよかった。

今の広告モデルは、広告をどれだけ見せるか、誤クリックさせるか、といった本体部分以外に注力する。

そして広告アクセス数だけでカウントされるので、広告を出した商品がどれくらい売れるかは二の次だ。

短い記事を量産するようになり、時間のかかる取材なんてのは優先度が下がった。

落とし所の無い過激言動を載せればアクセス数だけは稼げるようになった。

無料だったり、広告費で補填だったり、本来どれくらいのコストがかかっているのか見えにくくなった。

アクセス数だけ稼げればいいので、陰謀フェイクニュースなんでもありだ。


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