難しいことはわからんが圧倒されたわ。
アマプラで冷やかし半分で見始めたんだけど、
4DMAXとかで見直したいのは
むしろこっちのほうかも。
ただ、如何せん話が地味だねえ。
テーマが大量に予算を投入して
豪華絢爛たる映像でやる話ではないな。
あと作家としてひとつのまとめの作品になっているというか。
例えると作家の村上春樹のスプートニクの恋人のような
ポジションにある作品なのだと思う。
村上春樹が村上春樹らしい小説というものを
スプートニクの恋人で書いていて
以後の作品ではその村上春樹らしさを捨てていくことになるんだけど、
イノセンスは押井守監督が押井守作品的なものを集大成した作品なのだと思う。
集大成といえば聞こえはいいが
そういった作品は新しいものが生まれる爆発とは無縁のもので
ある種のまとまりの世界へと収縮してしまう。
そういった意味で新しい何かを生み出すことには失敗しているし、
そもそもそういったことを意図もしていない。
このあたりが作品としてのポジションに影響を与えているのだと思う。
ただ閃光のハサウェイとかがヒットしていて受け入れられているのを見ると
今の時代には割とあっている作品なのではないか?という気がする。
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