109議席から96議席に減ったと言われるけど、そもそも109議席というのは永田町の離散合流の結果であって、選挙で得た議席でない事をみんな忘れていると思う。
2017年の選挙結果は、立憲民主党55議席、希望の党50議席であって、それに元民主党で無所属だった人を差し引きしての109議席なんだよね。
そして、元希望の党のスタンスとしては、立憲民主党よりは維新の方に近かったわけで、そこを支持していた票がどちらに流れるかと言えば、維新や国民民主側に流れるに決まってる。そりゃ当然だよ。立憲民主党に入れる人なら、2017年の時点で立憲民主党に入れるはずだもの。
維新と国民民主党をセットで考えると、2017年で61議席だったのが、2021年で52議席。じつは躍進していない。
個人的には応援してる国民民主党がもう少し伸びる余地があってもよかったと思うけど、そもそもの候補者が少ないので仕方がない面もある。
一方で立憲民主党に無所属組を合わせた65議席ぐらいから、96議席ぐらいになってるわけでこれを躍進と言わなくて何なのかって話よ。
実際に野党共闘で候補者を一本化して議席の上積みができたと評価するべきだと思う。
俺は立憲民主党を応援していないし、共産党は嫌いというスタンスだけど、今回立憲民主党が大敗したって言う人は、元の議席数が信任された結果だと過大評価しすぎだと思うよ。
むしろ、着実に足元が固まってきてるんだから、与党消極支持層を引きつける態度や発信ができるようになったら今後怖いよな。と思う。