件のNFTの記事を読んだが、なぜあんなに好意的に読まれているのか全くもって謎。
2度繰り返し読んだが、やはりわからなかった。
NFTはアートとして成立していない、と言っているが、NFTはアートと特に関係はない。
そこに紐づくコンテンツはアートなのかもしれないし、NBA Top Shotみたいなトレーディングカードのデータなのかもしれない。
ただ、NFTは分散されているものの、対象としているコンテンツは分散されておらず、いまだに中央集権的に管理されている。
そのため、その管理元が信用できなくなれば、いくら証明書が信用できたってデータ自体は書き換えれてしまう。
たしかにそういう問題はあるので、デジタルデータの真贋としては不十分だよね、アートを流通させるのにはまだまだだよね、ということはある。
(https://jp.techcrunch.com/2021/10/18/an-nft-look-like-a-poop-emoji/ )
しかし記事では特にそこではなく、ステートメントの有無とか言ってる。
foundationを見れば、NFTに参入している、「ステートメント」があるアーティストなんていくらでもいる
(それこそ我が国からの賞を受けるようなアーティストもいる)。
もちろんすべてではないが、もともとデジタルデータを主体としたアートをやってきた人が多く、
NFTを利用することは必然の流れだ。
問題なのは、NFTでアートを提供しようとすることではなく、NFTが儲かりそうだから、必然性もないのにデジタルデータにして、それを売りつけようという行為ってだけだ。