2021-10-23

初心者向けPython教材・資料おすすめ

※随時更新、本記事は、親記事anond:20211018163759 」も合わせて読むことを推奨しております


色々なぶくまで紹介される Python 等の資料について、一応初心者は脱している身として、私見を元に初心者に向けたおすすめ度を紹介していく。

★~★★★★★ で個人的おすすめ度も示している。

ゼロからPython入門講座:★★★★

URLhttps://www.python.jp/train/index.html

Python 情報サイトの老舗である Python Japan初心者向けコンテンツ。若干覚える量が多いので挫折心配になる分量ではあるが、普通初心者意識した内容であり、初学者にもおすすめできる範囲の内容と考える。

勿論、有償書籍のほうが充実したものも多いだろうが、無償の中では比較初心者向け。

paiza ラーニング:★★★★

URLhttps://paiza.jp/works/python3/primer

動画で学べるのとそこそこの範囲網羅しているのと、環境サービス提供しているのでインストール周りを気にしなくていいのがメリットとなる。

逆にいうと説明が音声のみなので自分のペースで進めたい人には少しもどかしいかも知れない。

有料サービスに申し込むとエンジニア質問ができるということなので詰まった時にいいのかも知れない

とはいえ初心者質問であれば、teratail 等で訊けばいいと思う。世話になった分のチップ的な課金ならアリかも知れない)

@IT Python入門:★★★★

URLhttps://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/subtop/features/di/pybasic_index.html

他の言語をかじったことがある人が詳細を知りたい時には便利だが、初心者にはちょいちょい分かりづらいところがある。

特に第一回目はわからないところは無視してスルーしないと、難しそうな資料だと勘違いされそうなので、構成もう少し考えればいいのにと思う。

このレベル情報無料公開されているのは純粋に素晴らしいと思える。

Python ゼロからはじめるプログラミング サポート:★★★

URLhttps://mitani.cs.tsukuba.ac.jp/book_support/python/

Python ゼロからはじめるプログラミング 」の著者が、著書の副読本的にまとめたPDFスライド)が公開されたページ。網羅性も高く、図解もありそれなりにわかやすい。

ただし、著書を教科書として授業する際に便利な資料として想定したものと思われ、詳細な解説は著書を参照という内容になっているため、初心者向けかと言われると少し悩んでしまう。

プログラムに関する知識がまったくない人であれば、先に紹介している ゼロからPython入門講座、paiza ラーニング@IT 等のコンテンツで基本を押さえて、その後で振り返りとしてスライドを参照するのが良いかと思う。

あるいは、著書を買うかどうか参考にするためのサマリーとして割り切って読み進めるのが良いかも知れない。

高等学校における「情報II」のためのデータサイエンスデータ解析入門:★★★

URLhttps://www.stat.go.jp/teacher/comp-learn-04.html

VIA:b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tankazunori0914/status/1451365384238428161

これは Python というよりAI関連の話が中心となった資料で、7章におまけ程度にPythonの基礎も扱われている。

機械学習をやりたくて Pythonを始めようという方も一定数居るだろうからPythonをある程度押さえた上であれば有意義コンテンツと思われる。

コメント時は軽く眺めた程度だが、後でちゃんと精読しようと思える程度にはまとまっている。

Pythonプログラミング入門@東京大学:★★

URLhttps://utokyo-ipp.github.io/

既に元増田に書いた通りだが、東京大学学生向けの資料であり、遊びがなく、万人向けとは言い難い人を選ぶ資料である

よって、最初の講座としてこの資料を選ぶのは、学校教科書学業が大好きで、読むのが苦にならないという人だけが推奨で、それ以外の人は避けよう。

とはいえ、よくまとまっているいい資料なので、ステップアップの際に復習を兼ねて目を通す分には悪くない。

プログラミング演習 Python 2021@京都大学:★★

URLhttps://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/265459/1/Version2021_10_08_01.pdf

例の3000ブクマ2019年資料だったが2021年資料掲載されているので、掲示こちらを採用した。

イラスト等も交えて丁寧に解説しているが、本題の前にコンピュータ史のようなコンテンツがあったりするのがアカデミック資料だけあるなという印象。

あと例えば以下のようなコードがある。(資料92ページより引用

# x の平方根を求める

x = 2

#

rnew = x

#

diff = rnew - x / rnew

if (diff < 0):

  diff = -diff

while (diff > 1.0E-6):

  r1 = rnew

  r2 = x/r1

  rnew = (r1 + r2)/2

  print(r1, rnew, r2)

  diff = r1 - r2

  if (diff < 0):

    diff = -diff

コードのインデントがうまく働いてくれなかったので仕方がなく全角スペースで表現している。不等号も全角に変えている。コピペなどの際には注意されたし。増田記法よくわからんMarkdownで書かせて!

Python の初学者平方根計算という問題を与えてもなぁと。元々は現役の大学生に渡す資料なので普通に解けるでしょうけども。人を選ぶというのはこういうところを加味しての発言である

Python早見帳 + 機械学習帳@東京工業大学:★★

URLhttps://chokkan.github.io/python/index.html

   chokkan.github.io/mlnote/index.html

Python 早見帳も必要ものを一通りまとめたコンテンツになっていて東大コンテンツに近い。既に東大コンテンツを試した人であれば新しく試す必要性は薄いと感じる。

機械学習コンテンツはそれなりにボリュームがあるが、やはリファレンス的な使い方がおすすめで、別の資料で基礎を学んだ後に、知識の定着度を確認するために使うと良いだろうと思う。

Think Python コンピュータサイエンティストのように考えてみよう 第二版:★★

URLhttps://cauldron.sakura.ne.jp/thinkpython/thinkpython/ThinkPython2.pdf

VIAtogetter.com/li/1949514

Pythonのものを掘り下げた書籍オライリーの同書籍日本語訳である

端的に述べれば中級者向け教材。簡単Pythonを修めた人が更に知識を深めるために利用すると良い。

解説画像などが一切なくてもコードを読めばわかるというレベルの人におすすめ

オライリーと聞いて内容の想像がつくような人であればまず間違いないだろう。

言語を学んだ人がPythonを新たに学ぶ際には申し分ないと思う。一方で初心者最初に手をだすべきとは思えない。


データ分析のための統計学入門:★

URLwww.kunitomo-lab.sakura.ne.jp/2021-3-3Open(S).pdf

VIA: b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tankazunori0914/status/1451365384238428161

自分は公開されたという話があった時に読んだが速攻で挫折した。Python学者には必要のない資料と考えてOK

分析をやっていきたいという人も取り敢えず P14 の練習問題を読んでみて、こういう資料で学んで行きたいと思えなかったら素直に積読しておけばいいと思うの。

ある程度分析問題をこなしたあとのステップアップに使用するのが良いかなと思える資料である

URL登録数に制限があるので、一部は意図的リンクを切っています

終わりに

ひやかし程度にぶくましてるだけなら別にいいのだけども、本当に Python習得したいのであれば、ある程度「初学者」のためのコンテンツをあたって挫折しないように学習するべきだと思っている。

Python 自体習得やすさとかライブラリの充実度とか結構バランスがいい言語だと思ってるので、沢山の人に普及するといいなという思いから、このようなコンテンツをまとめてみた。

誰かの役に立てばいいなぁ。

記事への反応 -
  • まずは10分試してみよう Pythonの無言ブクマをよく見かけるのでネットワークに続いてちょっと書いてみることにしました。 東大のコンテンツが初心者向けでおススメという言説を見かけ...

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